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麻の葉模様は魔除けと生命力の象徴

こんにちは。秋田県由利本荘市でごてんまりを作っています〈ゆりてまり〉です。

手まりの代表的な模様の一つに〈麻の葉〉があります。
〈麻の葉〉は、正六角形の幾何学文様で構成された、麻の葉に似た文様です。

麻の葉は成長が早く、真っ直ぐにグングン成長して行くことから、子どもの健やかな成長を願って、子どもの産着や着物の柄に用いられることが多いといいます。
最近だと『鬼滅の刃』のヒロイン、禰󠄀豆子が着ている着物の柄としても有名ですね。

物語冒頭、竈門一家は鬼舞辻無惨による襲撃を受けます。
炭を売るために里へ下りていた炭治郎が戻ってみると、そこにはあまりにも残酷な光景が広がっていました。
炭治郎が絶望するなか、禰󠄀豆子だけがなんとか命をとりとめていました。
麻の葉模様は、強い生命力の象徴であると同時に、魔除けの意味もあります。


北秋田市では、クマ避けの鈴がついたまりが作られているそうです。
「クマを避けられるように」という思いを込めて、まりは麻の葉文様です。

このように、誰かの成長を願ったり、無事を祈るために作られることも多い麻の葉模様。
自分のためでなく、作って誰かにプレゼントしても良さそうですね。
もし作ってみたい方は、ぜひ5月のミニごてんまり教室に参加してみてください。

17日は秋田市の秋田良品市庭ごえんで行います。

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