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【アキテンポ不動産開業事例#8】築50年以上の日本家屋をリノベーションした坪庭つきの民泊「STAY at ome」

青梅駅近隣は、かつて青梅街道の宿場町として栄え、今もその古きよきまち並みが残っています。昭和レトロな映画看板や、時代を感じさせる建物、昔ながらの個人商店があったりして、まちを歩いているとどことなく懐かしいような雰囲気を感じるエリアです。
青梅駅から線路沿いに西に歩いて1分。地元の人しか通らないような細い路地を入っていくと、提灯が目印の古い日本家屋があります。

細い路地に面しているエントランス

ここは、『いつもと違う日常を、ここで』を、コンセプトに、築50年以上の日本家屋をリノベーションした【STAY at ome】という一棟貸しの民泊です。

民泊とは、ひとことで言うと“一般の民家に泊まること”。
「ホームステイ」とは違って、“留守にしている間の家や空き室を貸す”スタイルが民泊利用としては多くなっており、英語では「バケーション・レンタル」とも言われます。
2008年頃からAirbnbのようなインターネットの仲介サイトを通じて、空き室を短期で貸したい人と宿泊を希望する旅行者とをマッチングするビジネスが世界各国で展開されており、民泊の数は増加しています。
普段味わえない非日常的な体験や、その土地ならではの文化や生活を重視する旅行者が増えてきており、ホテルや旅館での滞在ではなく、短期間でも「現地の人のように生活できる」というところが民泊の人気の理由の一つ。ホテルのような宿泊施設ではなかなか味わえないような個性的な施設に泊まれるところも魅力です。

STAY at omeのビジネスカード

STAY at omeもホテルのような宿泊施設ではなく、一軒家だからこそ体験できる滞在を重視した民泊です。

一棟貸しなので、予約は一日一組限定。
ゲストハウスのように、知らない人と空間をシェアすることはないので、完全にプライベートが保たれるようになっています。

お布団は8組ご用意しているので、8名様まで宿泊可能。
2〜5名様で宿泊されるゲストがいちばん多いそうですが、ときには小さなお子さまも含め、仲の良い3家族8名様でご宿泊ということもあります。
2名様でご宿泊の料金を一泊の基本料金とし、3名様以上になると、一人あたりの追加料金をチャージされます。なので、宿泊料金は人数によって変動します。
(季節や曜日によっても宿泊料金は変動します。ご予約はAirbnbをとおしてのみ受け付けとのことですので、料金などの詳細は下記のサイトをご確認ください。)

Airbnb

https://www.airbnb.jp/rooms/51176554?preview_for_ml=true&source_impression_id=p3_1646413734_v90aSpwGndxSlU%2Fl

もともと民泊をオープンするまでは空き家だった建物。築年数は50年以上と、かなり年季の入った建物だったそうですが、この家を建てた持ち主の方が、こだわって造ったことが、一目みてわかる造りの日本家屋だったそうで、畳や障子窓、桜の木でつくられた天井など、あえてその良さを残したまま2018年にリノベーションされました。

オレンジの灯りが映える玄関

当初は都内の不動産会社が「青梅時間・宿」として運営していたのですが、コロナ禍を機に一年ほどで事業を撤退、その後、この場所からすぐのところで生まれ育ったという本橋さんが、内装をフルリノベーションし、現在の「STAY at ome」として2021年8月にオープンさせます。
オープンした当初も、緊急事態宣言の発令などで観光業にとってはあまり良い状況ではなかったと言いますが、都内から自然を求めてくる方や、遠くに旅行にいけない分、近隣市から遊びにくる家族連れなど、コロナ禍だからこその需要があったと言います。

一階のお部屋の真ん中にある坪庭

玄関を入り、廊下に出るとまず目に入るのは小さな坪庭。
一階の廊下はコの字型になっており、廊下からだけでなく、一階の和室からも坪庭が見えるようになっています。
廊下はかなり広いので縁側としての役目も果たしていて、天気のいい日は坪庭に足を出して、縁側でひなたぼっこをするのもとても気持ちいいそう。

もとは茶室だったという一階の和室

一階にふたつある和室のうちひとつは、もともと、客人をもてなす茶室として使われていたそうです。今ではもう生産されていないという、昔の磨りガラスから差し込む光はやわらかく、広々とした明るい雰囲気です。この部屋には、むかしこの部屋が茶室だったころに実際に使われていた茶釜を、インテリアとして今も床の間に飾られています。

もともと茶室だったところにあった茶釜

畳の和室で生活するのに慣れていない方、とくに外国人のゲストにもゆったりとくつろいでいただけるようにと、一階のもうひとつの和室にはローソファが置かれ、畳に直に座らなくてもいいスペースになっています。
日本人の方でも、今はマンション住まいなどで和室の部屋がない家に住んでいる人も多いので、椅子に座る生活に慣れていると、畳に座るのは意外とリラックスできないのかもしれないから、との配慮から。

ローソファのある一階の和室。ここに座って坪庭を眺めることもできる。

このローソファに座ると、ちょうど目の前に坪庭がきて、まるでいちまいの絵画のように見えるので、ここはゆったりくつろぐにはぴったりのスポット。
お部屋のインテリアや絵は、季節ごとにかえているので、リピーターとしてご宿泊されるゲストにも、毎回インテリアを楽しんでいただけるように工夫しているそう。

坪庭を眺められる縁側。

縁側にはアイコニックな赤いひとりがけチェア。
坪庭は季節や天気、それから一日の中でも朝昼夜とまったく違う表情を見せるので、この赤いチェアに座って、坪庭をながめながらぼーっとするのも、けっこう贅沢な時間です。

お部屋は、1階にダイニングとキッチン、和室2部屋とお風呂、トイレ、洗面所。
2階には、琉球畳の和室と、書斎にもなる洋室の2部屋の間取りです。

STAY at omeの間取り図


2階の琉球畳の部屋

2階の琉球畳の部屋はとても明るく、一日をとおして静かな部屋なので、ちょっとしたお仕事やお昼寝をするのにも最適の部屋です。

2階の洋室

2階の琉球畳のお部屋の隣は洋室になっており、ちょっとしたデスクがあるので、ここでリモートワークをするのもいいですね。リモートワークもできるようにもちろんwifiも完備。
こんなご時世なので、実際にリモートワークで滞在されるゲストも多いそうです。

2人でご宿泊の場合は、ちょっとお部屋をもてあましてしまう広さですが、3名様以上だと、寝室は各自別々で寝ることもできるので、友人同士、家族同士でもプライベートな空間が必要という方には使い勝手がいいかもしれません。

一階の和室にお布団を敷いて。

基本的には、どのお部屋に布団を敷いて寝ても大丈夫なそうで、すきな部屋をが寝室となります。

"民泊" なので、いわゆるホテルや旅館のような、お食事やルームサービスなどはありません。ホテルや旅館のようなサービスがないぶん、ゲストに "まるで暮らしているかのように" 心地よくステイしていただける設備や、アメニティ、家電が用意されています。

お皿やカトラリーなども充実したキッチン。

キッチンには、鍋やフライパン、包丁とまな板などの、日常のお料理に必要な調理器具はもちろんのこと、食器や、ワイングラスをはじめとしたグラス類、カトラリーも豊富にとり揃えております。
キッチン家電は、冷蔵庫、レンジ、炊飯器やケトル、IH卓上コンロと土鍋など。

キッチン家電も日常生活を送るには十分な品揃え。

調味料は、塩と砂糖、コショウ、醤油、サラダオイルが用意されています。
コーヒーや紅茶、ウォーターフィルターのブリタも冷蔵庫に用意されているので、家にいるときのようにゆったりできるのがうれしいサービス。

大きなダイニングテーブルのあるリビング

カウンター越しにキッチンに併設しているダイニングには、大きめのダイニングテーブルを置いてあります。
6人がけのダイニングテーブルですが、椅子も用意されているので、最大で8名様で食卓を囲むことができます。

木桶があるお風呂

いちにちの終わりに、ゲストに湯船でほっとリラックスしていただけるよう、お風呂はヒノキの木桶。木桶はとくに外国人のゲストに喜ばれるそう。

アメニティが充実したバスルーム

バスアメニティはシャンプーやコンディショナー、ボディソープとフェイスウォッシュ、入浴剤など。歯ブラシとフェイスタオルとバスタオルはご宿泊人数分が用意されるそう。メイクアップコットンや、ヘアゴム、綿棒や糸ようじなど、女性にはうれしいアメニティも。

オレンジのライトが素敵な廊下

日常の中にありながら、なんだかちょっと『いつもと違う日常』を感じられる場所。青梅にお越しの際は、日帰りでなく、是非ここで一泊するのはいかがでしょうか。


【STAY at ome】
ウェブサイト:https://at-ome.tokyo

Instagram:https://www.instagram.com/at.ome.tokyo/

ご予約はAirbnbから

https://www.airbnb.jp/rooms/51176554?preview_for_ml=true&source_impression_id=p3_1646413734_v90aSpwGndxSlU%2Fl


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