https://the-ans.jp/photo/359475/

​コラムの裏側。今日もサモア戦からAnother Story.

​記事がYahoo!ニュースのトップに出てるよ！

​妻や友達から届くメッセージでそのことを知った。フランスを含むヨーロッパ圏ではYahoo!は開けない。そのため国内でこの記事がどんな反応を読んでいたのか、現地ではわからなかった。

​特にこのコラムは自分自身の思いを強く出した記事でもあった。そのためコラムに対してどんなことをコメントされているのか、正直いって怖かった。どんな記事にもアンチコメントは現れる。それが1000分の1でも気分は凹む。フランスでYahoo!が開けなくて本当に良かった。

​本題に戻ろう。コラムに書いたことは本心だ。カメラワークは人の感情によって生まれるものであり、確率や計算では成り立たない。

​ピッチ上の日本代表23人、スタンドのファン、サモア代表…フォトグラファーの目の前に広がる被写体は無限だ。その中で何を撮るかを決めるのは自分自身だ。

​私は姫野和樹にフォーカスを当てた。それは無意識ではなく、意識の中で行われたことであり、目の前に立ち現れた景色は私が狙っていたが故に撮れた1枚だと思う。

​シャッターを切った瞬間の「撮れた」という興奮は今も薄れることなく脳裏に残っている。うれしさと同時に、正直ちょっとピントがズレたという感覚も。そのおかげでエスコートキッズの笑顔がクリアに見えた。それも必然？いや、これは偶然かも。

​いくらAIが進化しようとも、人が写真を撮る本質は変わらない。逆にその価値は高まっていくと信じている。だから写真はおもしろい。

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