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ツアーのメインイベント!新世界七不思議のひとつ、チチェン・イツァ!

(投稿内容は2022年6月当時のものです)

前回の投稿で、チチェン・イツァツアーの導入部分をご紹介しました。

ユカタン半島をツアーで巡る!マヤ文明のコバ遺跡と神秘の泉セノーテ - 日本人いない場所 (nihonjin-inai-basyo.com)

いよいよ今回は本編、チチェン・イツァに入ります。


新世界七不思議のひとつ、チチェン・イツァ

世界七不思議とか、新世界七不思議とか全部言える方は少ないと思いますが、とにかくチチェン・イツァは新世界七不思議の中に入っているようです。ユカタン半島に来たら絶対に行っておきたい観光スポットです。


入場チケットはツアーガイドが買ってきてくれました

このツアー開始時に、チチェン・イツァの入場料として510MXNを徴収されました。ツアー代金の中には入場料が含まれていないのです。クレジットカードでも現金でも支払えるというので、クレジットカードで支払っておきました。

バスが駐車場に到着し、ツアー参加者を1か所に待たせ、ツアーガイドが全員分のチケットを買ってきてくれました。おそらく事前に何人入場するかを伝えておいたのでしょうか?それとも、事前予約なしでも問題なく買えたのかは知る由もありませんが。しかしチケットには486MXNと記載されています。徴収されたのは510MXNのはずなのに、差額はどこへ行ってしまったのでしょうか…?

ガイドのポケットに入り込んだ疑惑は晴れませんが、とにかく入場します。土産屋通りを抜けるとみなさんお馴染みの、あのピラミッドが目に飛び込んできます。


ククルカン神殿(カスティージョ)

写真や旅番組で一度は目にしたことがあるでしょうこのピラミッドは、ククルカン神殿(スペイン語でカスティージョ)という名前だそうです。

ピラミッドという名前はどこにもないんですね


この建物が目に飛び込んできたときには感動しました

これですよ、これ!これが見たくてわざわざ来たんですから!ツアーガイドも本日一番の気合を込めて説明してくれます。

ある場所で拍手をすると、その反響音がまるで鳥の鳴き声のように聞こえるというのです。管理人もどこかでそんな記事を読んだことがあります。ですが、本当なのでしょうか?「パチパチ」または「パンパン」という拍手の音は、どう変化しても鳥の鳴き声にはならないような気がしますが…。

ガイドが参加者全員に、拍手のタイミングを合わせる練習を促します。ある程度の大きさの音が必要だそうで、少人数での拍手やタイミングがずれた拍手だとうまく聞こえないようです。このツアー参加者は10人以上いたので、人数的には充分です。何回か練習し、いよいよそのポイントで本番に臨みます。

入口から正面の位置で拍手をします

タイミングを合わせてみんなで拍手をします。すると確かに、反響音が鳥の鳴き声のように聞こえるのです!半信半疑でしたが、この音を聞いて感動しました。一度だけではなく、何回か拍手をしてみましたが、全部鳥の鳴き声のように聞こえます。まぐれではなく、ちゃんと聞こえるのです。これにはちゃんと理由があります。石段を振動して伝わった音がピラミッド内に入り、何度も中で反射して跳ね返ってきたことによるものだそうです。

この説明をきちんと理解するには、基礎物理を英語で理解できるだけの英語力が必要です。物理と英語の知識が両方問われますので、現地に行かれる前に勉強しておいた方がいいです。ついでに言うと、ここに来るまでの道中でもツアーガイドはユカタン半島の地理的状況や歴史を説明してくれていました。世界史や地学などの知識もないと、充分にツアーを楽しめないようになっています。旅行に行く前には、幅広い知識を勉強してから臨むようにしましょう。せっかくガイド料を払っているのです。話している内容がわからないと寂しいだけになってしまいますよ。


大球戯場

かつて球技が行われていたという大球戯場です。

その球技とは、ゴムでできた非常に重いボールを腰で打ち、高さ6mほどの場所に設置してある石の輪の間にそのボールを通すというものらしいです。現代人には到底無理そうな球技です。2チームで争い、勝ったチームの主将が生贄になったという逸話が残っています。(負けたチームの主将が生贄になったという説もありますが、このツアーガイドは勝者のチームから選ばれたと言っていました)。生贄になることは可哀想なことではなく、誇り高いことだったのかもしれません。

サッカー場と同じくらいの大きさでしょうか


たとえバスケットボールだとしてもゴールに入れるのは至難の業です

この球技を実際に生で観戦してみたいと思っているのは管理人だけでしょうか?


シュトロク・セノーテ

チチェン・イツァ敷地内にあるセノーテです。

とても飲料水としては利用できそうにありませんが…

エメラルドグリーンより濃い緑色です。残念ながらこのセノーテには立ち入ることはできません。

チチェン・イツァ周辺には川や沼がなく、このセノーテの水が生活用水だったと言われています。また、雨乞いのため財宝や生贄となる人間をこのセノーテに投げ込んだとも言われています。石灰や不純物がとんでもなく混じったこの水を飲んで古代人は生活していたのでしょうか?

さきほどの球技を行っていた体躯といい、こんな水を飲んで生活していた内臓の強さといい、信じられない逸話ばかり残っています。ここに住んでいた古代人は我々と同じ人間ではなかったのでしょうか?


天文台(エル・カラコル)

マヤ文明の高度な天文学を裏付ける天文台です。

神秘的な光景を見たいものです

この天文台、春分の日と秋分の日の朝には、まっすぐに光が差し込んでとても神秘的だそうです。ですが観光客は絶対にその光景を直に見ることはできません。なぜならば、その時間帯はまだチチェン・イツァ敷地内に入場できる時間帯ではないからです。この施設の職員および限られた人たちしか、その神秘的な光景を見ることはできないのです。

いつの日か、その神秘的な光の道を直に見てみたいものです。


土産屋通り

出店が禁止されているであろうエリア以外はすべて土産物屋です。どの土産物屋でも扱っている物品は同じです。興味があれば買ってもよいでしょう。当然現金のみの扱いになりますが、MXN以外にUSDでも支払える場所があるようです。

90%以上の声かけが無駄に終わっている営業活動を、毎日四六時中行っている商人たちの精神力はものすごいものです。


まとめ

これにてチチェン・イツァツアーは完了です。その他の観光地を抱き合わせにして、数か所の観光地にお金を落とさせるシステムになっております。管理人はコバ遺跡やセノーテもそれなりに楽しめたので、今回のツアーは満足です。チチェン・イツァだけで充分な方はそこだけのツアーもありますので、ぜひ探して申し込んでみてください。

新世界七不思議のひとつ、チチェン・イツァには不思議な魅力があります。ユカタン半島に来たら、ぜひ1日は時間を作って訪れてみてはいかがでしょうか?言葉では言い表せない何かが、ここチチェン・イツァにはあります。


それではまた!

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