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森と人とが息づく村を訪ねて、楽しく走れる道を作ってきた話。

10月4〜6日、ラン仲間と共に、長野県根羽村というところへ行ってきました。(Runtripしてきました)
根羽村は、長野県出身の人に「今度、根羽村に行くよ。」と伝えても、「どこそれ?」という答えが返ってくるような、小さな村です。

なぜ、そのような村に行ったのか?
根羽村で何をしてきたのか?
これから何をやっていくのか?(なぜそれをやるのか?)

このnoteではそんなことを書いています。

根羽村とは?

場所:長野県最南端(愛知県と長野県の県境)
人口:900人弱(半数以上が高齢者
広さ:89.97㎢(総面積の90%以上が森林
経済:林業で栄えた町

今回のホスト
僕が根羽村へ行くきっかけをくれたのは、僕が走るきっかけをくれた人でした。超ざっくりですが、ご紹介します。

名前:(おすぎ、マギー)
仕事:根羽村の地域コーディネーター、ときどきゲストハウスの家守

杉山さんは学生時代のインターンで知り合い、それ以来ずっと関わり続けています。間違いなく、この先も僕の人生に影響を与え続けてくれるであろう、尊敬すべき先輩です。

なぜ根羽村へ行ったか?

今回根羽村へ行くことになったきっかけは、杉山さんからのメッセージでした。

「根羽村の森を使って面白いことをやりたいんだけど、ランナーの視点から何かつくれないかな??」

杉山さんが移住するくらいなので、根羽村に対する興味は以前から強かったのですが、最初に連絡をもらった時は正直、あまりピンときていませんでした(笑)

しかし、今年は山を走る機会が増え、自分の中で新たな視点ができつつありました。トレイルワークというものを知り、9月に開催したRuntrip via HAKUBAでは、白馬国際トレイルラン運営チームの方々から大会運営にまつわる様々な話を聞き、「持続可能なトレイルランってなんだろう?」などと考えていました。

その矢先に、杉山さんから2度目の連絡をもらい、根羽村に行くことを決め、Facebookで仲間を集めました。

何をしてきたのか?

森林保全活動(トレイルワーク)
×
楽しく安全に走れる道づくり
×
地域貢献・社会貢献

根羽村は林業で栄えた町で、どこの山を誰が所有しているのか、全て明確になっています。(凄い)しかし、人口の半数以上は高齢者であり、林業の後継者がいないという課題があります。
そこで、僕たちトレイルランナーが、林業を営む人に森の中を案内してもらいながら、楽しく安全に走る道をつくってきました。
そうすることで、結果的には豊かな森を維持することができ、村の人々の役に立ち、ゆくゆくは水源保護にもつながっていきます。

つまり、今回の旅は、三方良しなRuntripになっていたのです。

自分たちで整備した道を走ることはとても楽しく、やりがいがある。
自分たちのトレイルワークは、村の人々のお手伝いになる。
自分たちがこの活動を続けると、森林保全・水源保護につながる。

自分たちも、根羽村の人々も、社会も地球も、
みんなハッピーになり得るRuntrip

大した知識もないのにデカいことを言うけれど、明るくない未来がすぐそこに見えているので、僕は僕なりの意見を発信して、小さくてもいいからアクションを起こそうと思いました。

これから何をやっていくのか?

様々なランナーが走りたくなる道を、杉山さんをはじめとする根羽村の人々と一緒に、根羽村の森に作っていきます。
年に3~4回ほど訪問することで、単なる旅行ではなく、継続性のあるコミュニティ活動にしていこうと思っています。(一応、Neba Trail Workersという名前もつけてみました)

なぜやりたいのか?

スポーツを楽しむ人々が消費するだけのDo Sportsは持続しないと思うからです。
特に、自然と対峙しながら楽しむスポーツ(トレイルランニングやサーフィン、SUPやクライミングなど)は、それらのアクティビティを楽しむために、フィールドとして豊かな自然が必要不可欠です。

その豊かな自然を整備・維持しているのは、おそらく地域住民や、その地域で開催されるイベントの運営関係者のみかと思います。地方の高齢化が進み、国としても人口が減っていくなかで、イベントに参加する人はただそのイベントを楽しむ(消費する)だけの現行モデルでは、やっていけない大会が今後たくさん出てくるはずです(既にそのような大会はいくつもあるようです)

僕は「スポーツをすることで豊かに生きる人を1人でも多く増やしたい」と思っています。
それゆえ、今まではごくごく普通だった、僕も普通だと思っていた、スポーツの楽しみ方を変えていきたいです。

Neba Trail Workersに興味ある人、探してます。

このnoteを読んで「面白そう!」と思ってくれたランナーやハイカーであれば、年齢・国籍は問いません。興味を持ったら、コメントしてみてください。
※今度、今回の旅でやってきたことをシェアする会をやろうと思っています。


~P.S~

根羽村、本当にいいところでした!!その一部をお届けします。

みんなで夜ふかししてやった「外来語禁止UNO」、めっちゃ面白かったなあぁ…笑 外来語を言わせようと必死だった二人☟

根羽村のアイドル・杉山瑞季ちゃん❤️かーわいい❤️❤️

泊まった古民家は、思わず昼寝したくなるほど心地よい空間でした。(実際、2日目は朝ラン→朝ごはん→昼寝→トレイルワークというスケジュールでしたw)


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