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Parabootの大定番!タフなUチップ、シャンボードを紹介

ここではParabootが誇る超定番の革靴、シャンボードをご紹介します!シンプルに自分が好きなポイントを語る感じですが、これから買おうと思っている人の参考にもなれたら嬉しいですね。


Parabootってどんなブランド?

シャンボードについて語っていく前に、Parabootについて軽く解説させてください!なぜなら、ファッション、音楽、インテリア…なんにしても、ルーツを知っていると説得力が生まれるからです。それに、ことファッションに関してはアイテムのルーツや、自分の好きなスタイルの定番を知ることによってコーディネートに悩む時間も減るでしょう(例えばフレンチファッションなら「ボーダーT+チノパン」が定番、とか)。
というわけで、まずはParabootの歴史について簡単に見ていきましょう。素人調べですので、間違ってたらすいません!

100年以上の歴史

創業者:レミー・アレクシス・リシャール

Parabootの歴史は1908年まで遡ります。フランスはイゾーという村で靴革裁断師として働いていたレミー・アレクシス・リシャールによって創業されました。レミーの靴のデザインはパリで受け入れられ、働いていた工房で靴を作成し、パリの上流階級の人々に向けて販売していました。その後、1908年から従業員を集め始めたのです。(実際に「Paraboot」ブランドが商標登録されたのは1927年)

独自のラバーソール

レミーはアメリカに渡った際、アメリカ人が使用していたラバーのブーツを目撃し、テラックスやゴムなどの素材に可能性を見出しました。これまでのレザーソールのための製法から一新し、ゴムを用いたソールを取り入れることに成功したのです。ゴムの原料を輸入していたアマゾンの港は「Para港」といい、そこにレミーがアメリカで発見した「Boot」を組み合わせて、「Paraboot」というブランド名が生まれたのです。


参照:

シャンボードの特徴、良いところ

ここまではParabootの歴史という客観的事実をつらつら書いてきましたが、ここからはシャンボードの好きなところを超主観的に書いていきます。

カジュアルかつ存在感のあるシルエット


普段(ビジネスシーン以外で)革靴を履かない人にとっては、革靴=フォーマルのようなイメージが強いかと思います。ですが、シャンボードのようなUチップの革靴は狩猟やゴルフなどに使われることを想定されており、革靴の中ではカジュアルな種類に分類されます。ちょっと脱線しますが、J.M. WestonのUチップの革靴には「ゴルフ」と呼ばれるものもあるくらいです。

加えて、つま先の部分も丸みを帯びており、カジュアルさを演出していますね。ソールもがっしりしており、Parabootならではのラバーソールが履き心地を良くしてくれています。

ですので、革靴だからといってフォーマルな服装ではなく、むしろカジュアルな服装の方がシャンボードの魅力が発揮されるはずです!

どんな服にも合わせられる着回しの良さ

シャンボードはどんな服にも合わせやすいというのは前述のとおりですが、ここでは特にオススメの服装、特にボトムスを語っていきます!

まずはなんと言ってもデニムでしょう。シャンボードが日本で爆発的に流行したのはデニムメーカー:リゾルトのデザイナーの林さんが合わせていたのが話題になったためです。それにデニムといえばフレンチファッションの定番アイテム!濃紺で洗いのかかっていないデニムが特にザ・フレンチファッションといった印象ですね。
デニムの太さは、ストレートで多少の太さがある方が個人的には好きですね。シャンボード自体がボリューミーなシルエットなので、多少デニムも太さがあったほうがバランスが良い気がします。自分はよくCIOTAのデニムに合わせています!いずれCIOTAのデニムも記事にします!

そしてシャンボードはチノパンにも好相性です。理由はやはりデニム同様に、フレンチファッションの定番アイテムだからです。定番色である黒やベージュのチノパンにシャンボード、そしてボーダーのTシャツなどを合わせれば、綺麗にまとまってくれます!
自分はcomoliのベージュのチノパンに合わせていますが、どんな季節でもとても品よく着れるので非常に気に入っています!←次の記事で詳しく語ります!

スラックスに合わせてもかっこいいですが、カジュアルな私服の場合、フォーマルに寄りすぎないように注意が必要かもですね。自分の好きな服を着るのが一番ではありますが!

雨にも負けないリスレザー


革靴は雨の日に弱いというのは、シャンボードには通用しません!シャンボードに使われているレザーはリスレザーと呼ばれ、油分をたっぷり含んでいます。そのおかげで撥水能力が高く、雨の日に履いて出かけてもよっぽど強烈な雨でない限り問題ないのです。登山靴など、機能性が重視されるモデルも手掛けているParabootならではの堅牢な作りですので、ソールとアッパーの隙間から雨水が浸水する心配も基本ありません!ただ、帰ってきたら水分はブラシなどで忘れず落としておいてあげましょう。

柔らかい皮質

実は自分、シャンボードを履き始めて約4ヶ月になりますが未だ靴擦れをしたことがありません。以前履いていたとある革靴は、サイズが合っていなかったのか履くたびにとんでもない痛みに襲われていましたが、シャンボードは非常に快適に履けているのです!
青山にある直営店で購入したのですが、試着の時点でかなりのフィット感を味わえたのを覚えています。外側と内側(ライニング)両方の皮がかなり柔らかいためかな〜と考えていますが、ネットでいろいろ見てると合わない人はとことん足に合わなそうなので、たまたま自分の足と相性が良かったのかもしれません。

シャンボードを買うなら気をつけたいポイント

そもそも日本人向けの革靴か?

先ほど履き心地が良いという話をしましたが、それはあくまで革靴の中で、の話です。自分が愛用しているNew balance991や920と比較したら当然履き心地は多少落ちます。それに、シャンボードは基本的に西欧人の足向けに作られているものですから、平均的な日本人の足に必ずしもフィットするわけではありません。自分自身、フィット感を良くするためにBIRKENSTOCKのブルーフットベッドという中敷を強いて履いています。
ですので、履き心地を求めるというよりはロマンやかっこよさを求めるためのアイテムということは考えておいた方がいいかもしれませんね。

シャンボードのサイズ感

スニーカーと革靴のサイズは違う!

超そもそもの話をしますが、スニーカーのサイズで革靴を購入したらほぼ間違いなく失敗します。なぜならスニーカーのcmと革靴のcmが表すものは異なるからです。例えば25cmのスニーカーがあるとしましょう。この25cmが表しているのは、「このスニーカーの全長は25cmだよ」という意味です。一方革靴の25cmが表しているのは、「足の爪先から踵までが25cmの人にぴったりだよ」ということです。
ちなみに自分のシャンボードのは23.5cm (UK5.0)で、スニーカーは24.5~25.0cmです。

もしオンラインで革靴を購入する際は革靴とスニーカーのサイズの違いは覚えておいた方がいいかもです。以下の記事で詳しく測り方が解説されているので、気になる方はぜひ合わせて見てみるといいと思います。

シャンボードは基本少し大きめ

基本的にシャンボードはサイズ表記よりも少し大きめに作られています。登山などアウトドアの場面で使用されることも想定されているためです。つまり、登山用などの厚めの靴下と組み合わされることを想定している、というわけですね。ですので、試着をする際や実際に履く際には厚めの靴下を用意しておくと良い感じのフィット感になるはずです。実際自分も厚めの靴下と合わせていますが、薄い靴下よりかなり快適です。

一番良いのは直営店で買うこと

もう身も蓋もないことを言ってしまいますが、直営店で購入するのがベストだとは思っています。自分自身、直営店でしっかり足のサイズを測ってもらいながら決めて、フィットする靴を購入できたからです。
とはいえオンラインで購入せざるをえない方もいると思いますので、その際は先ほどの記事をもとにサイズを測って後悔しない買い物ができることを祈っています。

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