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WACATE 2008夏

概要

本エントリーは、2008年6月15日の『WACATE 2008夏』の話です。

WACATEのサイトはとても充実していて過去のプログラムだけでなく、『公開資料』もとても充実しているので、テストエンジニアは読むと、良い勉強になると思います。

ただクロージングセッションについてはゲストセッションなので資料が掲載されていません。そこで自分の分を公開しようと思います。

クロージングセッションを引き受けるときに主催者の池田さんから、「若手にむけて、おじさんが有益な話をするというコンセプトのセッションだから」と聞いていて、さらに、第一回が奈良さんということもあり、自分としては自分史上最大にエモいセッションなのですが、今回、プレゼン資料を読み返したらいつもの技術寄りの話でした。

クロージングセッション資料

WACATE 2008夏の思い出

WACATEは2007年 12月15日に第一回が開催されました。私が参加したのは第二回です。始まった当時の会場は三浦のマホロバではなく、第一回は上野の水月ホテル鴎外荘、第二回はあきる野の山渓でした。第三回以降はずっとマホロバ・マインズ三浦のようです。

ということで、池田さんにお声がけいただき、当日車で向かったのでした。会場の山渓は、秋川渓谷の渓流沿いの旅館で、目の前の河原に下りればバーベキューもできるというとてもよい場所だったのですが、夜になると奴が大量発生したそうで、二度とWACATEの会場に選ばれることはありませんでした。

旅館の2階が会場となっていて、窓一面に模造紙が張られ、熱気ムンムンでした。「ああ、どうしよう……。」と思いました。

で、私の発表ですが、『プログラム・テスト法』という書籍に書かれていた『テストの7つの原理』について1時間話しました。その7つは以下の通りです。
 1. セグメンテーション
 2. 可テスト性を持つ設計
 3. シミュレーション
 4. サンプリング
 5. 論理的簡約
 6. 標準化
 7. 自動化
1973年の本ですから、その当時でも35年前! いまとなっては、約半世紀も前に書かれていた原理ですが、いまでも全く当てはまると思いますし、原理として加えるならアジャイルとAIくらいじゃないかなと思います。

進歩ないなあと思う一方で、この7つすら実践できていない組織が多いなあと思います。

そうそう、資料に唐突に現れる『おもしろく過ごすポイント:その1~3』の3ページは精一杯、先輩風を吹かせたページです。

その1の「話が来たら断らない」は数年後に、Sくんが「あの言葉を真に受けてやったことが良かったです。」といってくれて、(お世辞とは思うけど)うれしかったことを覚えています。

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