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作家活動

「作家一本で食べていくのは難しい。」
と、誰かがよく言っている。

学生の頃、ちょっと年上の人に言われた。
「芸術大学の大学院を出て、どんなところに就職できるの?」
空いた口が塞がらなかった。
いや、20年経った今でも塞がっていない。

私の中の反骨心のような塊が、誰かと同じように生きれない生き方をさせている。

幼少期、おそらく5歳くらいの頃。
母とバス停でバスを待っていた時、隣に並んでいた人から突然、
「この子、面白い子ね。」
と母は声をかけられたらしい。
母曰く、特に何かをしていた様子はなかったという。
「立っているだけで面白い」の称号を5歳の時に享受したのだ。
この子の人生が面白くないはずがない。

そんな私が普段どんなことを考え、どんなことに楽しんで、苦しんできたのかを、思い出しながら綴っていこうと思う。

作家活動というのは、生きていることと同じだと私は思う。
私の作品は、周りの環境でできている。
私の作品が「優しい」と思ってくださるのであれば、私は優しい人に包まれているのです。

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