見出し画像

〈ライアーのおてくにっく〉関節の病気ヘパーデンとブシャール

ヘパーデンとブシャール。

ネコの名前みたいだ。

この人たちは、症状の第一発見者だから、
自分の苗字を病名として使った。

だから、ヘパーデンもブシャールも、
ネコじゃなくて、人の名前だ。

70才あたりになると、
指先が曲がったり、
関節が太くなったりして、
指が変形してしまう人がいる。

リウマチではない関節症、
「結節」という。

ライアーのおてくにっくとしては、
てのひらを使う練習をしてもらう。

変形しやすい人の指は音を出した時、
弾いている指も弾いていない指も、
真っ直ぐに指が突っ張っていたり、

猫が爪を出して怒っている時みたいに
構えたまま固めて使うことが多い。

人差し指の先が、
真横に40度ぐらい曲がっていたり、
すべての指の第一関節が、
お団子のように膨らんでいたり。。

てのひらはブラブラ、フニャフニャさせ、
指先関節だけを酷使させている。
そんな人が、ヘパーデンやブシャールに
なりやすいように思う。

ライアーの音も、のらないし、伸びない。

ライアーだけ特別な弾き方なんて存在しない。

どんな楽器でも、どんなスポーツでも、
すべてに通じている。

自然に近い方法は、
一番治癒力も発揮しやすいしね。

突っ張ったり、激おこネコ手は、
指に力が入ってるから、
弾いていて疲れるし、
音色が平坦になる。

第一関節に力入っていると
ヘパーデンさま、
第二関節に力入っていると
ブシャールさまが、
骨を変形させて教えてくれる。

時に病は、師である。

以前ノートの記事、
ライアーのおてくにっくで、
アイソレーションのことを書いたが、
指も同じなんだ。

指同士、仲良くしてね、助け合ってね、
弾いたり使ったりしている指以外は、
力を抜く。

それは意識しないとできないかもしれない。

曲がり始めた人なら必ず治っていく。
曲がってしまっても、
少しずつ戻っていくから。

諦めないで欲しい。

そしてせっかくライアー弾いているなら、
柔らかな指のジェスト(使い方)を
普段から使っていきたい。

コツは、治してから弾くのではなくて、
弾きながら治すのよ。

それは、日常生活の中から意識して
注意をしていって、
それを楽器に応用することかな。

ヘパーデンやブシャールの人は、
曲がった指に嘆かないで、
少しずつ治ることを信じて欲しい。

言い忘れてだけれど、
その時、呼吸を意識して欲しい。
ウッと詰めると、
詰めた分が指の関節に詰まっていくから。

弱いところに、負担がくるのよ。

そういう悩みの人いたら、
なんとかしてあげたいな、
なんとかできないかな、
と思って、Noteブログにしてみた。

記事は、昨年11月に書いたものさ。

よろしければサポートお願いします。大切にこれからの活動に使わせていただきたいと思います。