堀江昭佳/漢方薬剤師

「血流がすべて解決する」 シリーズ30万部突破の著者。 出雲大社参道で 90 年以上…

堀江昭佳/漢方薬剤師

「血流がすべて解決する」 シリーズ30万部突破の著者。 出雲大社参道で 90 年以上続く老舗漢方薬局の 4 代目で 婦人科が専門です。季節のリズム、月経周期のリズムにあわせた薬膳や漢方など自然治癒力で心と体を整えましょう。

最近の記事

気を補う秋の薬膳:きのこのポン酢マリネ

薬膳なんて難しく考えなくていい。 まずは旬の食材を美味しく食べたら、それだけで十分に薬膳。 あわせて知識という調味料で味付けしてあげる。 すると食べ物がよく効くのだ。 ということで秋、秋といえばきのこです。 きのこは工場で大規模生産されているので、価格は年間通して安定してますが、普段よりもやっぱり秋になると安くなるものも多いですよね。 そして、天然ものだと今しかないきのこも色々あります。 種類をいろいろ食べましょう〜 《秋の薬膳:きのこのポン酢マリネ》 <材料:4人前>

    • 秋のうるおい薬膳&低温期の薬膳:ごまごまカンタン白和え

      潤い補給が大切な秋。 代表的な食材のひとつが「とうふ」。 意外かもしれませんが薬膳でのとうふの性質は、体を適度に冷やします。なので暑い時期は冷奴のように冷たいままでもいいですが、涼しくなってきたら温かい料理にしたり、薬味をたくさん使うほうが体にとっては良いので覚えておいてください。 白あえというと、ちょっと面倒なイメージがありますが、ひじきの煮物を応用するとすっごくカンタンにできちゃうので、ひじきの煮物を作るときに多めに作って取っておいて、アレンジ版で作ってください。 《

      • 秋の薬膳:白ごまじゃこまみれのひじきの煮物

        秋はうるおい補給が大事。 ということで、今回はひじきの煮物。 え? ひじきの煮物のどこが薬膳かって? 薬膳以外のなにものでもなーい! メインになってるひじきと人参は、どちらも血を補う効果の高い食材。 血というのは別名を「陰血(いんけつ)」と呼ばれるんだけど、体をうるおわす力である「陰」を支える大きな存在なんだよね。 血流不足=陰不足で、体が乾燥しちゃう。 しかも、老化=乾燥だから老化も早くなる。 陰を補うことは、アンチエイジングに他ならないんだよー! そして、今回は白ごま

        • 秋のうるおい薬膳:梨と人参のラペ ごま松の実あえ

          初秋にトラブルを引き起こす「暑さx乾燥」対策にとにかくおすすめな梨。 そのまま食べる以外に料理に使うと、あら不思議。 あっという間に季節の薬膳料理のできあがり。 ということで、これまで『梨と白きくらげの潤い&血流たっぷりチキンスープ』と『 梨と白きくらげのはちみつれもん』のふたつを紹介してきたけど、今回は梨シリーズのとり。そして一番カンタンなレシピをご紹介。 梨に加えて、ごま、松の実を使うことで乾燥対策へのパワーをアップします。 《梨と人参のラペ ごま松の実あえ》 <

        気を補う秋の薬膳:きのこのポン酢マリネ

          秋のうるおい薬膳 : 梨と白きくらげのはちみつれもん

          人間ってね、甘いもの必要なんです。 甘いものって癒やしだから。 かつて人間が野生だったころ、甘み=糖分って貴重でした。 天然の糖分ってハチミツくらいしかなかったから。 え? 果物も甘いじゃないかって? それは誤解。 人間が品種改良して甘くしてきたんですよー。 ほら、昔のグレープフルーツって酸っぱくてそのままじゃ食べれなかったでしょ? 若いひとは知らないかもしれないけど、昔はハチミツとか砂糖をかけて食べてた。 グレープフルーツに限らず昔はもっと果物は酸味が強くて甘みも少なかっ

          秋のうるおい薬膳 : 梨と白きくらげのはちみつれもん

          夏の終わりの薬膳、月経期にもおすすめ : 梨と白きくらげの潤い&血流たっぷりチキンスープ

          生理がはじまると、経血とともに古い血はもちろん、古い気も出ていく。 デトックスでもあるので大切なことなのだけど、出ていったままにしてしまうと、体の不調のもと。 特に日本人女性って貧血や血流不足が深刻なので、しっかりと生理の時のケアをしてほしい。それには血と気を補うスープを飲むのが一番! 今回は月経期、特秋におすすめの薬膳レシピ。 秋は臓器の「肺」の時期で、うるおい補給がすごく大事になる。乾燥させてしまうと、呼吸器系のトラブルだけじゃなくて、「衛気(えいき)」という体を守る

          夏の終わりの薬膳、月経期にもおすすめ : 梨と白きくらげの潤い&血流たっぷりチキンスープ

          生理前・排卵期におすすめ薬膳:香味野菜とひじきの爽やかサラダ

          イライラしやすい生理前や排卵期。 これは気のめぐりが悪くなって「気滞(きたい)」という状態に体がなってるんだよね。 イライラはもちろん、妊活中に排卵がスムーズにいかなかったり、基礎体温がガタガタのひとにぜひ食べてほしいのが香りの強いお野菜である香味野菜。 この香味野菜の香りって気滞の状態を改善するので、生理前や排卵期には積極的に食べてほしい。 レモンやかぼす、すだちといった柑橘系の香りもイライラや気滞の解消にもっていこい。 気滞の根本的な原因のひとつには、血の不足もある

          生理前・排卵期におすすめ薬膳:香味野菜とひじきの爽やかサラダ

          夏の終わりの薬膳:大葉とミョウガのストレス発散癒しごはん。

          今の季節って血流が悪くなりやすい。 暑さで脱水気味だったり、食欲が落ちて気や血が作れなかったりするから。 夏バテっぽいだるさがあると、しんどくて気持ちもあがらない やる気でなかったり、イライラしたり。 そんな時にぜひ食べてほしいのが、香りのお野菜を使った混ぜごはん! カンタンに作れて美味しいから、すっごくおすすめです。 今回は大葉やミョウガを使ったけど、香りの強いお野菜が夏の季節の旬で多いでしょう? 気のめぐり、血のめぐりをよくする効果が高いんです。 気や血のめぐりを

          夏の終わりの薬膳:大葉とミョウガのストレス発散癒しごはん。