ギンカとリューナがおわってしまった…。

これは、去年からジャンプ本誌を購読している一読者が、おっ、これ推せるね〜と思っていた作品が哀れ29話で打ち切られてしまった件に呟きじゃ足んないね愚痴諸々を書き連ねた、要に感想文である。

のっけから残念無念と申しているが、実は本垢凍結中からあっ(察し)これ打ち切りだわって直感してましたorz

分岐はやはりラスボス・マガラカの復活でしょうね。
あそこは儀式失敗してその時点のボスをやっつけてさあ次の冒険へってのが正規ルートだったんだろうなー(遠い目)

復活の儀式失敗しろ失敗しろ失敗しろー!!と祈っていた。

だが……だめっ……!

そしてここまでの伏線をいっそ潔くぶん投げる突き抜けっぷりよ。
これまでのゲスト枠だった村の生き残りの少年が父に何を言ってしまって、後悔していたこととか。
バレッタは何を抱えながらギンリュに同行していたか。
ギンカ専用の杖という重要アイテムも、かつてないほどぞんざいな入手方法だったし。

妹の話にしても、8歳の時点で魔法修行をしていたし、特殊過ぎる生い立ちからして、当時のギンカはああ見えて実は5歳くらいだったのかもしれない。
抑々どうして魔法を使えない領主が双子を足元に置け続けられたんだろう。学会が双子を見つけられなかったんだろう。
やはりマガラカが裏で糸を引いていたから…?

私個人的には、もしもだけど、あと5巻は続けられていたら、ギンカの大事な人の、妹とリューナの間に、『リューナの母』が入ってたと思いますよ。
(マガラカ現在の姿形及び過去ギンカの容姿がリューナと酷似だったからほぼ察してるつもりです)
(リューナにとってギンカは本当にただの師弟関係だったのは打ち切りだったからしゃーない。作者が語らないならこちらも言わぬが花です)

だけど、描きたいものを描きたかった突き抜け方だったね。

ギンリュの旅がもっと続けられてたら、最終決戦のリューナの記憶を犠牲にした魔法(※これ、実はmajicoも切り札として使ってた。こちらもギンリュと結論は同じだった。つくづく共通点が多いジャンプ作品である)も思い出の数だけ演出も増えて感動が比例してたろうなぁ。
とにかく、見開き中心の絵がファンシーつつも、迫力入れるべき所もしっかり迫力があった。ホラー描写もちゃんとホラーしてたしね。

なにより、ギンカとリューナの無邪気で無敵なコンビはとても心に残りました。渡辺シンペイ先生はお疲れさまでした。次回作に期待しています。コミックスもお待ちしております。

ちょいと嬉しいのは3巻じゃなく4巻を出すということ。詰まりは本誌はこれで終わりだけど描き下ろしは沢山あるってことですね。上記にもあげた語られなかった設定とか放られた伏線とかこちらで補足・回収出来るかもってことで期待してもいいんですね。正直、ワクワクしてます。

だが未練がましく反省会は続く。
突き抜けちゃったのはやっぱり学会編が盛り上がらなかったからかなぁ。
敵がサイコパスしか出てこなかったのも良くなかったかも。
(鬼滅の場合はまだ鬼になる前の人間の過去とか、一歩違えば鬼側かもしれなかった鬼殺隊側の一面が早くからあったし、呪術は生まれから価値観が違う呪霊と自分に尽くすか、他人に尽くすかっていう呪術師の多種多様な生き様を描いていったからなぁ)

それに今(2023.4月上句時点)のジャンプそのものが看板中堅の層が厚すぎて新参カワイソ状態だもん。呪術廻戦は怒涛に次ぐ怒涛の展開だし、ヒロアカ、ブラクロは作者がドクターストップかかりつつもちゃんと最終章面白くしているし、ワンピは言わずもなが。
サカモトはあのクオリティで週刊という事実が今一番ヤバすぎだし。アニメ化はほぼ確としても制作陣営へのプレッシャーとハードルが既にゲキヤバの青天井なのだ。
アンデラもアニメ制作しつつも現在進行系で覚醒なう。こないだ無事放映したマッシュルも終盤故にシリアスしながらコメディパロディも抜かりなしって感じ。
層が……厚すぎる……これが現行の週刊少年ジャンプ……強すぎる……。

まあ、ワンピ連載開始をリアタイしてた組からすれば昔とそう変わらない戦国時代っぷりよな。ほんについ昨年にてまた買い始めた組より。

とりあえず、テンマクキネマ応援します。これ感想聞いた感じだと邦キチ案件か?→実際読んだら邦キチ案件だったものね。


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