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【文具情報】ピカソやマチスも愛した美術用紙「アルシュ」、マルマンで取扱い開始!

紙が好きな皆さん、そして絵を描くのが好きな皆さんに朗報です!
紙にこだわり続けて創業100年!のマルマンさんで、世界的に愛される高級美術紙「アルシュ」の取り扱いが始まりますよ~!

アルシュは1492年、フランスの工場で生まれました。1492年ていつ頃よって人のために言っておくと、世界史で言えばコロンブスが新大陸発見した頃、日本史で言うと戦国時代が始まる頃です。500年以上の歴史の重みが何となく感じられたでしょうか。

アルシュ水彩紙の特徴は、天然繊維のコットンを100%使用していること。コットンを使うことで、独特の手触りや高い耐久性が生まれます。そしてなんといっても「円網抄紙機」で作られていること!

「円網抄紙機」……読めますか?
これは「まるあみしょうしき」と読みます。私は最初、読めませんでした(笑)これは文字通り、紙を抄く(すく)ための機械なんですけれど、円網抄紙機を使うと厚みのある紙を抄くことができるんです。更にアルシュ社は機械の流れる速度を遅くすることで、手漉きのような繊維の絡み合った、強度の高い紙を作っています。

発色、耐久性にも優れているアルシュの美術用紙は、ピカソやドガ、マチス、ミロなど世界中のアーティストに愛用されてきました。用紙の下部にはロゴと共に、無限(インフィニティ)を意味する「∞」のマークが入っているんですが、これは保存性の高さの象徴として付けられているのだそうです。

今回マルマンさんでは、水彩紙以外にも、木炭紙、版画用紙、油彩紙の取り扱いがあるようです。
今月下旬には特設サイトもオープンするそうなので、楽しみですね!


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