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初個展「100家庭展」への道④

 あっき~です♪
 新潟で、【柿農家】と【フォトグラファー】と【ポッドキャスター】と【在宅校正者】をしながら、四姉妹の父親をやってます。
 noteを通じて、【自分のこと】【日々のこと】などを雑多に書いていこうと思っています。
 この記事では、自身初の個人写真展「新潟県内【100家庭の子どもたち】展」のことについて書きます。よかったらご一読ください。

 2020年8月に、ぼくが撮影してきた子育て家庭の写真300枚以上を展示する個展を開催しました。通称は「100家庭展」。その前年に行った撮影企画「新潟県内【100家庭の子どもたち】」を、個展にまとめたものです。
 開催までには、本当にいろいろなことがありました。今回は、「100家庭展」が開催されるまでの物語を、全4回のシリーズで書いてみたいと思います。

ついに開催

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 開催前日の8月17日。いよいよ展示作業に入ります。

 展示作業は、フジカラーさんと、募集した展示ボランティアさんとの計5名で行いました。手伝ってくださった方々には、感謝しても しきれません。どんどん会場ができあがっていく様子は、とてもワクワクするものでした。

 午後からは、一人でこまごました準備を進めました。そうこうしているうちに、今度は家族が手伝いで会場に来てくれました。子どもたちはそこまでお手伝いができたわけではありませんでしたが、この空間を家族と味わえているのが、とても幸せでした。

 翌日の8月18日から、いよいよ個人写真展「新潟県内【100家庭の子どもたち】展」が始まりました。ドキドキしながら最終確認をして、いよいよお客さんを招き入れます。さぁ、祭りの始まりです。

怒涛のメディア展開

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 「100家庭展」の初日は、平日にも関わらず多くの方々にお越しいただきました。「100家庭」で撮影した方々はもちろん、純粋に個展に足を運んでくださった方々もいらっしゃいます。

 この日は、テレビ取材も3局にお越しいただけました。初日のバタバタと慣れないメディア対応で、あっという間に時間が過ぎていきます。おかげさまで、3局さんとも その日の夕方のニュースで「100家庭展」の様子を放映してくださいました。

 お客さんから、「テレビ見ましたよ!」というDMがたくさん届いて、その日はしばらくお返事でスマホを手放すことができませんでした。たくさんの方に、「100家庭展」が届いている。ただひたすらに喜びを噛みしめました。

連日多くのお客様が

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 初日のテレビ放映のほかにも、開催前には新聞やイベント案内などのさまざまなメディアさんで、「100家庭展」のことや、柿農家でフォトグラファーという少し変わった経歴をもつ ぼくのことを採り上げていただけていました。

 そのおかげもあり、2日目からもたくさんの方々にご来場いただけました。ぼくは基本的に受付に常駐して、できるだけ すべての方々にご来場のお礼を伝えながら、1日1日を過ごしていきます。

 この個展の大きな目的の1つは、

子育て家庭の思い出写真を通じて、ご来場の皆さんにあったかい気持ちになってほしい

というものです。不安な社会状況の中、少しでも明るい話題を提供できればという思いもありました。

 もちろん、サラッと眺めて帰られる方もいらっしゃいましたが、中には丁寧にご感想を伝えてくださった方もいらっしゃいました。足を運んでいただけただけでも本当にありがたいのに、感謝しかありません。

「新聞を見て来たのよ、これからもがんばってね」
「テレビでやってましたよね、あたたかい気持ちになれました」
「子育ての頃を思い出すわ、子どもの笑顔はいいわね」
「とてもいい個展だね、次はあそこで開催してよ」

 足が悪くて杖をつきながらでも、2周かけて写真をじっくり見てくださった方。免許を返納していたからと、電車にバスを乗り継いで会場まで来てくださった方。お子さんと楽しそうに会場を回っていた方。自分たちの写真の前で、記念撮影をしていたお客さんの方。

 小学校時代の恩師に、久しぶりに会う同級生など、懐かしい再会もありました。柿農家としてお世話になっている方が来てくださったりもしていて、フォトグラファーのほうもがんばっていることを知っていただけたのも、とても喜ばしいできごとでした。

 本当にたくさんの方々とお会いし、お話させていただくことができました。普段着での思い出写真のよさを、少しでも伝えられたかな。会期の6日間はあっという間に過ぎていきました。とてもとても充実した日々でした。

祭りのあと

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 8月23日。「100家庭展」の最終日の朝。

 職員玄関から入館し、初日より少し慣れた足取りで美術館の中を進みます。市民ギャラリーのドアを開けると、白い壁に並んだ たくさんのご家族の思い出写真。目に焼きつけるように、会場内の確認作業を進めます。

 最終日は日曜日だったこともあって、前日の土曜日同様に多くの方々がお越しくださいました。終わりが近づいてくる淋しさも感じながら、最後までお客さんと向き合います。

 15時。とうとう「100家庭展」が終了しました。終わりを惜しむ間もなく、撤収作業に追われます。なんといっても、その日の17時までにギャラリーを空にしなくてはなりません。

 撤収作業は、実家の家族にも手伝ってもらいました。ひたすら動き続け、どうにか搬出を完了して、美術館のご担当者さんに丁重にお礼を伝えます。

 終わった……やり切った。

 自宅まで車を走らせながら、何とも言えない気持ちになったのを覚えています。

ご来場いただいた方々にとっての、何かになれたかな。

「100家庭」企画に参加くださったご家族は、喜んでくださったかな。

 今思い返してみても、準備から当日までのこれらの時間は ふわふわとしていて、まるで夢だったんじゃないかと思うことがあります。それくらい、ぼくにとっては特別で、かけがえのない時間でした。

 フォトグラファーとして再起した記事とも関連しますが、子ども写真を撮るという自分の好きなことを諦めなくてよかったと、本当に本当に思います。

 この時間を噛みしめながら、またいつか、こんな最高な時を味わえたらいいな……そんなことも思いながら、これからも自分らしく進んでいきます。

 改めて、この場も借りて、

「100家庭の子どもたち」の企画で撮影させてくださったご家族。
「特別販売イベント」で応援してくださった方々。
「【100家庭の子どもたち】展」の準備に携わってくださった方々。
個展のことを広めてくださった方々。
会場に足を運んでくださった方々。

この「100家庭展」という存在に関わってくださったすべての方々に、感謝を伝えられたらと思います。本当に、ありがとうございました。

 そして、この記事を最後まで読んでくださったあなた。「100家庭展」の物語を知ってくださって、本当に、ありがとうございました。

 以上が、ぼくの初めての個人写真展の話でした。うまくいかないこともあるけれど、自分で決めて、自分の意志で行動すると、そこには かけがえのない何かが生まれるのかな……なんて思ったりもしています。行動してよかった。とにかく楽しくて、本当に充実した時間でした。

 楽しいことが好きな人間です。変に大人ぶることなく、全力で楽しいことをやっていきます。そんな自分の活動が、誰かの何かのプラスやきっかけになったら、こんなにうれしいことはないなって思います。
 そんな自分が紡いでみたnote、よかったらぜひ今後ともおつき合いください。

 お読みいただき、本当にありがとうございました♪
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