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1・2・3歳のあなたに向けて描いた手紙

12/23は息子の誕生日だ
毎年、息子と過ごした一年を振り返って文を書いている。

1-3歳の文を見返してみたら
息子の成長がありありと見えたのでまとめてみた。

1歳の誕生日

身長47センチ、2662gで生まれた息子。わたしの手のひらが15センチ。小さかったなぁ。

育児一年生、ドタバタドタバタしてたらほんとに一瞬で過ぎて行った

一年前の今日は手のひらを広げたらすっぽり収まってしまうくらいの大きさで

足なんて私の親指くらいの大きさで、重さも3キロも満たなくて。
ふにゃふにゃで目も30センチ先のものがようやくボンヤリ見れるだけの赤ちゃんの視力。

だけども、しっかり飲んで、消化して、排泄して、不快なことがあると泣いて伝える力は持ってる。

毎日毎月、
目があった
笑い返してくれた
声を出して笑った
仰向けばっかりだったのが、うつ伏せで世界が広がり、
前に進もうとズリバイできるようになって、


イタズラ大好き


気づくと筋力がついて
お腹を浮かせてハイハイして
腕と足をしっかり伸ばしてつかまり立ちをして

お風呂が好きだからと勝手に浴室に侵入しようとするし
お気に入りのおもちゃを取られたら怒るようになって。

毎日毎日繰り返してたら
おむつ替えの時足ピンってしてママのお手伝いしてくれるようになったね

お気に入りのおもちゃをハイッてできるようになったね

好きな絵本を持ってきて、読んでってお願いできるようになったね

君がめげずにこの世界のことを知ろうとして、できないことをできるようになるまで繰り返し頑張る姿を見て、母ちゃんいっぱい勇気もらったの

そして、世の中に落ちてる優しさがこんなにあるのかってびっくりしたの

ありがとう、電車で席を譲ってくれたお兄さん
ありがとう、エレベーターの後ろであやしてくれた学生の子
ありがとう、ベビーカーを階段の上まで持っていくの手伝ってくれた人
ありがとう、スーパーで買い物した時カゴを詰め替え場所まで持って行ってくれた店員さん
ありがとう、扉をさりげなく支えてくれた人

未知の子育てしながら
人として暮らしていくのに
こんだけ登っていくべき小さなステップがあって
教育のサポートしてくれた人たちがおるってことを思い知った一年

あったかくて暗いけど安心なお腹の中から
寒くて未知で不安な外の世界にでてきた

一年かけて、ここが安心な場所って思ってくれてたらうれしいな、と
無防備に寝る姿を見ていつも思う


大好きなのこのしまアイランドパークでお花見した時の写真


来年は歩き出してまた世界が広がるかな

母ちゃんも子育て2年生、いろんな人の助けをもらって大変だろけど楽しむよ

元気に育ってくれてありがとう
これからもよろしくね

2歳誕生日


尾道旅行に行った時の写真
ウッドデッキを駆け抜けると、木の音がして楽しかったよう


大事な1冊のノート

息子は明日、12/23で2歳になる



5号のちいさなノートには、息子が産まれるまでと、入院中の記録を書き綴っていて
1年に一度見返すのが自分の中の習慣になった

1年に1度だけ、なのは
ノートを開いたら出産に伴う痛みだとか孤独だとか、戦った記憶が蘇ってくるのでしょっちゅう振り返られるものではないから。記憶の密度が高いし感情がジェットコースターみたいになっているのを追憶することになるので、100メートルダッシュしたあとみたいに疲れるのよ

それでも、嫌な思い出だけじゃなく、はじめて抱っこした感想や、小ささなども書かれていて
「こんなに大きくなったんだなあ」と感じられる、大事なノート

2年前の今頃、わたしは1人、陣痛室で耐えていた
担当の先生が来て「みんな泣いて産んでいくから 泣くの我慢しないで大丈夫だから 痛いよね」と声かけしながら腰をさすってくれた手の温かみを覚えている

1人で耐えていたと、その時はそうしか思えなかったけど
夫は1人夜中まで起きていたらしいし、電話もしてくれた
実母、いとこは仏様になんども拝んで無事を祈っていてくれたらしい

おなかの中の息子も、
外に出るための動きに合わせて、
自分の骨を狭めて体を回転させて狭い狭い道を出てきてくれた

今振り返っても
総力戦のような、刹那的だけど壮絶な一時だったなあ

「いきんでいいよ!」っていう状態になってからは15分くらいでスルっと出てきた2662gの小さな男の子。

真っ赤で、鼻の上は黄色い皮脂腺が見えていて
眩しそうに薄目を開けて世界を眺めている姿。

2年たって、体重は10.5キロ、身長は79センチまで伸びた。
大好きなものは電車とショベルカー。

ズボンは自分であげられるし、
脱いだコートを決まったカゴに入れることができる
大好きなショベルカーも、登園中は一緒でも園の玄関で「あい!」と親に預けることができるかしこさがあって


我が家の米騒動

電車をみるためならドシドシと駆け足で走り抜くだけの運動ができるし、

積み木でいちど失敗しても違う方法を試す粘り強さと失敗を恐れない度胸をもったすてきな子

なにより、公園や遊び場で
他の子におもちゃを取られても
「あっちに同じものがあるよ!」と伝えたり、交渉したり争わない解決を第一に行うやさしさがあるのがすごい

あなたがどんな子になるかは
全然わからない
わたしがどんなことをしてあげられるのかも全然わからない

それでも
「ママー!」と飛び込んできたら真正面から抱きしめることはできる

「見て〜!」とキラキラした顔を向けたときは
「そうね、粘土をプチプチちぎって丸くしたね」と一緒にものごとを面白がれる

ごはんを一緒にたべて
雪の冷たさとおふろのあたたかさを共有して、
あったかなお布団でゆっくり寝る前の時間を過ごすことができる

そのひとつ一つの関わり方が、
親として正しいのかわからない
自信もないけど、
なんとか2年、あっという間の2年が経った

おめでとう2歳
我が家にやってきてくれてありがとう

2歳のあなたがどんなことに興味をもつのか、どんなことを好きになるのか一緒に見させてね

3歳誕生日


海の中道にて


息子が3歳になった

あっという間の3年
この1年で救急車に2回乗るとは思わなかった

熱性痙攣を起こして1週間の入院をした6月

階段から転げ落ちて外科に駆け込んだ8月

「だいじょうぶだよ、大丈夫だよ」と救急車の車内で息子を抱きしめながら、夏の30度近い暑さだったのに、わたしの手足は緊張で氷のように冷たくなっていたのを覚えている

日に日に活発に、器用になる息子。
ヒヤヒヤする時もありつつも
無事3度目の誕生日を迎えられたことを心底よかった、と思う
命を守るって、大変だ

去年より身長は10センチ高くなって
体重は12キロまで増えたね

電車好きボーイが、
虫、動物、恐竜も好きになっていて
興味が広がっていくながら見ていて面白かった

この1年で、息子が言える言葉が爆発的に増えた

「あっち、くらいね」
「うわぎ、あつい、いやだい!」
「おにぎり、3こ、ちょうだい」
など、自分の考えてること、思っていることを伝えてくれるようになった

指文字で1-5までの数字を数えることは大の得意。

今のことだけじゃなく、思い出をしっかり覚えて話してくれるようになった

ある晩、夫が玉ねぎを切っていて
「目が痛い〜!」と言っていたことを覚えていたのか、

玉ねぎの絵カードをみて
「ぱぱ、(目を指さして)いたいね」とその時のことを話してくれたりする

連絡帳で
「お散歩の時、口を開けて降ってくる雪を食べていました」
と先生が書いてくれていたので
「雪食べたの?」と聞くと、
ひひひ、とイタズラっぽく笑いながら
「あーーーん、ぱく!」と再現をしてくれる日もあった


難易度高い遊具をスルスルと登る


2歳の1年は、
先輩と桜を見にスタンプラリーをしたり、
春一番の葉っぱの波を駆け抜けたり、
友達と別府に旅行したり、
大阪で遊んだり、
パパと2人旅をしたり、
近所でできた友達とクリスマスパーティーをするなどした

いろんな人と関わる中で、
いおりくんの社交性がメキメキと伸びているのを感じたのが嬉しかったな

2歳になってすぐは
誰かと遊ぶよりも1人で集中して遊ぶのが主だった彼

最近は児童館などで友達を見かけたら、駆け寄って「〇〇(友達の名前)!」と挨拶をして一緒に追いかけっこしたり、絵本読んだりと、誰かと遊ぶ姿を見る

1人でも楽しいけど、誰かと一緒も楽しい、という遊びの広がりが生まれているのがすごいなと純粋に感動した


正直わたしの子育てが正解かどうかわからないけど、
一日一回は大笑いさせる、を目標に一日一日を積み重ねてきた

変顔、にらめっこ、高い高い、一緒に踊る、かくれんぼ、お人形あそび、お風呂遊び…

「ものごとを楽しむこと」が
生きるうえで大事だと思うから、
そうしてきたのだけど

3歳に近づくに連れて今度は息子の方からボケてくることが増えてきてこっちが笑わせられる側になってきた

負けじとこっちも面白がらせようと思ってすべることは多々あるけども
笑い、笑わせる関係なのはいいもんだよな、と思ってるし
3歳の息子がどんなことを面白がるのか探っていくのがいまからとても楽しみ

日常の中で「いやだい!」と
何でも自分でやりたがろうとするあなた

ジャンパーも自分で脱ぎたいよね
靴も自分で履きたいよね
お着替えも自分でやりたいよね
みかんの皮自分でむきたいよね
階段、1人で登りたいし降りたいよね

自立の芽生えと同時に存在する、まだまだ甘えたい気持ちがかわいい3歳

寝る時はほっぺた同士をくっつけないと寝れないことも

保育園から家まで帰ってきたとき、
歩けるのに頑なに「まま、ぎゅー!」と抱っこをねだることも

今のあなたとして大事にしたい

3歳の一年がどんな日々になるでしょうか
どんなことができるようになるでしょうか

ママもパパも、どんなふうにあなたと関わっていくでしょうか

未来予想図はぜんぜん描けないほど未知の3歳だけども、
一緒に世界を面白がる準備はできてるよ

3歳のお誕生日おめでとう
3年前、我が家の家族になってくれてありがとうね

明日も一緒にたくさん遊ぼう

3年を振り返って

どんどん自分の意思がでてきて、
だけどまだまだ甘えたい盛りの3歳

生まれてからの3年間の関わりの中で
僕は愛されてる、大事にされているという
心の土台が作れたらと願う

もちろん彼の受け取り方は彼のものだし
わたしや親側が干渉できるものではない

愛されている実感、揺るぎない自己肯定感を
持って然るべきキラキラした存在の息子

親となってたった3年なので
未熟なところはあるけども
不安なことをプロの方に相談したり、
ママ友と話し合ったりして、向き合い方をずっと考えて行こうと思う

スキを押すと、2/3の確率で冬にうれしい生活雑学を披露します。のこりはあなたの存在をひたすら誉めます。