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ハイパーミディ中島ハルコを読んで。

 いきなりタイトルからして何??って思う漫画ですが、大変おすすめです。原作は、林真理子さん、そして東村アキコさんが作画を手掛けた全4巻になります。パワフルな女社長・中島ハルコの発言にハットして、目を見張るような気持ちになります。

ドラマ化もされたようで、とても話題になったものです★

人生の悩みを抱えた人たちが中島ハルコのもとには集まってきます。フードライターの菊池いずみもその一人。不倫の関係に悩んでいました。それを行きずりで出会った中島ハルコの助言で断ち切れました。それが始まり。そのあと、いろんな人の人生相談を軸に中島ハルコがいろいろぶったぎるのが痛快です。

私自身がとても感銘を受けたのは3巻で、40歳の「上原美樹」さんの相談です。

親のコネで入った会社で働き、いつの間にか40歳。。。。このまま一人は嫌だと思い、結婚相談所に入りお相手をみつけたのですが、その相手がバツイチであることや子連れであることで、親や兄弟の反対にあいどうするか悩んで、いずみを介して中島ハルコに相談します。

すると・・・ハルコは。。

「あなた逃げ遅れたのね。。」と。。そして、「親っていうのは、娘が35歳までは必至で結婚させようとするのよ。自分の娘が行き遅れだっていわれたくないの。だけど娘が35歳すぎるとある程度諦めもでてくる。そして自分の体も弱ってくる。すると一人くらい家に残して面倒をみてもらうのもいいかなって思い始めるのよね。」

「いい?人っていうのは親の面倒をみるために生まれてきたんじゃないのよ?」

「自分の人生を生きるために生まれてきたのよ!」

このセリフに自分も思い当たるところがあり、ハットしました。自分の人生を生きるって意外と難しい。子育て中は子どもの人生の伴奏をしているようなものだし、自分が子どもの頃は親の影響が免れない。他者との関わりの中で、自分で自分の人生に責任を持ち、いきていくのって案外できてないもの。ああ。そうだよな・・・・・・。って私がかってに反省・・・・。笑

そのほかにも参考になる話が山盛り★

とっても元気になれるお話です。おすすめです!!!

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