本イメージ

noteの記事から出版に至るまで

noteに記事をつづりながら、「いつか本を出せたら…!」と考えている方のために、実際に私がどのように出版にこぎつけたかをお話ししようと思う。

■私の本
『わたしは、こうして“本当の自分"になる。 「自己肯定感」の低い私が幸せになった5つのステップ』akko著 大和出版 2018年7月14日発売

■出版に至ったきっかけ
今週のおすすめノートをご紹介!#2017/12/20

今週のおすすめnoteで紹介された漫画「自己肯定感を持つあの子のこと」が大和出版の編集者の目にとまった。おすすめnoteは出版社の編集者もチェックしている。

■漫画「自己肯定感を持つあの子のこと」の何がよかったか?

このセリフを編集さんがとても気に入ってくれていた。

■編集者が求めていた書き手
「自己肯定感」を新たな切り口で語ることができる書き手。

編集者の目に留まった漫画は、さほど拡散されていない。
私の作品の世界観が、たまたま編集者が求めていたものとマッチしていたことが出版への道を切り開いた。

企画を詰めるときに、既存の自己肯定感にまつわる本と、どう違を出せるかを明確にする必要があった。
私は自己肯定感そのものを追い求めても失敗すると考えていて、
自己肯定感とは、
私は私を尊重し、同じようにあなたも尊重する、といった相互尊重の副産物として互いの内に灯るものが自己肯定感である、という主張を展開し、編集者に興味を持ってもらうことができた。

■出版に必要なフォロワー数?
2018年9月25日現在 akkoの各フォロワー数
Twitter 80
Facebook 361
note 591
YouTube 8028
フォロワー数は出版決定時から微増した程度。

フォロワー数だけ見るとなかなかにお粗末な数字。今回の出版に関して、フォロワー数はあまり問題にされなかった模様。
私は抗うつ剤を多剤大量処方された経験を動画にしてYouTubeにアップしており、ごく狭い範囲で「あの動画(うつ 薬 多剤大量処方 わたしの場合)を作ったakkoさん」として知られている。
出版に関してフォロワーの数を重視されることが多いようだが、私自体のフォロワーは少なくとも、私とつながりのある人の中にたくさんフォロワーを抱えた人がいる。そうした潜在的フォロワーもイメージすると「お粗末な数字」とは言い切れないのかもしれない。

■出版の決め手となったもの ①漫画の書籍掲載
山口創先生の著書『皮膚は「心」を持っていた!』に私の漫画『抱きしめられることの意味』の一部が引用されている。

権威ある第三者が認め、著書に漫画を引用していることは大きなアピールポイントとなった。

■出版の決め手となったもの ②過去にバズった漫画
『わたしはだんだんわたしになる なぜ子どもの泣き声が耐えられないのか?』

公開当時、SNSでかなり拡散された。(一定期間後、有料記事に切り替え)
この漫画のTwitterでの反響は好意的なものが多く、ツイートの一部は出版会議の資料として使った。

■出版の決め手となったもの ③売上
会議で提示するためにYouTubeでの広告収入の額を出してほしいと編集者から依頼があった。私はYouTubeだけでなくnoteでの売上も計算して報告。当時、YouTubeとnoteの売上を合わせるとトータルで50万円ほどあった。

noteの有料記事でそれなりの売上があったのは大きかったように思う。
「いいね」ボタンクリックと100円の支払いとではまるで重みが違う。自分の実力を推し測るためにも、有料記事への挑戦は、やってみる価値がある。


■出版に役立った私の長所3つ(照)
続ける力
書(描)いたものを発表する勇気
世の中の反応と自己評価の両方に向き合えるバランス感覚


出版を目指す方へ、このnoteがなんらかのヒントとなりますように。

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