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ピューロランドのエンタメは消費されない、それは"人"への愛情

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26歳サラリーマン。新卒で入った医療機器業界を離れ、DXコンサルタントとして日々邁進しております。趣味はストリートダンス。ハウスミュージックと、ヒップホップが好きです。イベントのオーガナイズもしており、100人以上が集まるパーティーを定期開催しています。ピューロランドは今年の4月から年パスを所持。土日メインで通っています。ショーをみたり、フードコートで本を読んだり。たまに友達と行ったり。メルちゃん(ウィッシュミーメル)が好きです。週に一回以上はピューロランドに訪問することをKPIにおいてます()


目次

1.前提 -小巻館長の取り組み-

2.エンタメが消費されないピューロランド、なぜか?

2-1.再現性のある人材育成 -PFさんの素晴らしい対応-

2-2.スタッフのリテラシーの高さは、遊びにくる人に伝わる

2-3.出演するダンサーを公表する革命的行為

3.さいごに

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1.前提-小巻館長の取り組み-

ピューロランドの人材に対する考え方は小巻 館長の"人づくり"の成果が現れていて本当に素晴らしいと行く度に感じます。

小巻亜矢 館長のTwitter
https://twitter.com/aya_komaki?ref_src=twsrc%5Egoogle%7Ctwcamp%5Eserp%7Ctwgr%5Eauthor

『日経ビジネス-サンリオエンタ小巻社長の再生術 「どうせ」は期待の裏返し」2022年3月4日記事
https://business.nikkei.com/atcl/NBD/19/00119/00154/

現場にいるスタッフを、単なる"コマ"ではなく、
重要な資産として関わっているのが凄く伝わる。
それぞれのスタッフ、演者、キャラが
誇りをもって振舞っているからこそ、
私達はピューロランドを心から愛することができ
ピューロランドから全力で愛されることができる。

この点については小巻館長の以下著書(2019/7)で
細かく述べられています。
組織人事を考える上で、非常に具体的な手法で課題解決をしています。

『来場者4倍のV字回復!サンリオピューロランドの人づくり―笑顔とモチベーションを引き出す館長の30カ条』
https://www.amazon.co.jp/%E6%9D%A5%E5%A0%B4%E8%80%854%E5%80%8D%E3%81%AEV%E5%AD%97%E5%9B%9E%E5%BE%A9-%E3%82%B5%E3%83%B3%E3%83%AA%E3%82%AA%E3%83%94%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%AD%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%89%E3%81%AE%E4%BA%BA%E3%81%A5%E3%81%8F%E3%82%8A-%E5%B0%8F%E5%B7%BB-%E4%BA%9C%E7%9F%A2/dp/4478107920

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<amazon詳細より引用>
本書は低迷して大赤字だったサンリオピューロランドを、わずか2年でV字回復させ、複数のテレビ出演をきっかけに注目度が急速に高まっている同施設の館長・小巻亜矢氏(サンリオエンターテイメント社長)の初の単独著書です。専業主婦から復職し、エンターテイメント業界未経験者ながら偶然が重なり万年赤字のテーマパークの再建を任されることになった、舞台裏から奇跡のV字回復ストーリーはスタート。
設備投資する予算もないので、施設もスタッフもほぼ同じまま。しかし、マネジメント、研修、コミュニケーション、バックヤードを変えることで、ここまで職場の雰囲気、笑顔、モチベーションが変化しました。1日12回も朝礼をやる理由、抵抗の多い変革を「お試し」「期間限定」といって次々と受け入れさせる技術、スタッフのやる気を取り戻したコミュニケーション術など、すべて結果が出ているので納得、受け入れやすいノウハウに溢れています。またインバウンド対応、自社の資産(キャラクターなど)の最大活用、顧客ターゲットの変更(幼児向けを大人向け)、インスタ映え、SNSなど時代を的確にとらえることなどで支持を獲得していきました。こうした今日、他業種でも参考となるビジネス戦略についても隠すことなく解説しています。テレビでは著者のキャリア、人生にも焦点が当たり、大きな話題と関心を呼びました。
専業主婦11年からの復職、幼い息子の死、シングルマザーの苦闘、2度のガン、52歳からの働きながらの東大大学院進学など、そのキャリア論、人生論、死生観、時間術も必読!


他方で、ピューロランドの良さは
この著書の内容を遥かに越えた点があると実感し、
思わずキーボードを叩いている次第です。
(8月某日の虹ド終わり、多摩センターのミスタードーナツにて)

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2.「エンタメが消費されない」ピューロランド、なぜか?

なぜピューロランドは飽きないのか?
あの場所を知れば知るほど魅力に感じるのか?
現地でのサービスを受け、幸せになるだけでなく
我々にネクストアクションを提示するような価値観をくれるのか?

今回はその点を"ピューロにいる人"の観点から考えていきます。

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2-1.再現性のある人材育成(PFさんの素晴らしい対応)


ピューロフレンズ様(=PF,ピューロランドのスタッフ様)に個人的に感じる尊敬するべき3つのこと

①愛想、姿勢が良い
②スタッフ同士の人間関係に対し違和感を感じない(仲が良さそう)
③緊急アクシデントが生じた際の対応が柔軟かつ迅速

上記以外にも、多くの要素があると思うが
これらを通して「お客様(=エンドユーザー)にどうやったら楽しんでもらえるか」を
しっかりと考えた上でスタッフの振る舞いが行われている。
更にそのスタッフのふるまいに再現性があり
常にプロとしての対応をしている。

僕たち遊びに来る側は
一見このことを当たり前に享受しているかもしれないが
これは、決して当たり前ではない。

つまり、フロントに立つ人材が全員プロである。
これを一般的な接客業にとらえてみよう。
あのピューロフレンズさんと同じレベルの接客を受けることができる場所なんて
高級なレストランか、ハイブランドのアパレルしかない。
むしろ、ピューロランドの接客レベルの店員が
一般的なコンビニや居酒屋でいたとすれば
その人は話題となりその界隈で有名になるであろう。

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この"再現性のある人材育成"が成立しており
かつ明らかに新人のピューロフレンズさんがいたとしても
その人に落ち度を感じず、我々は無意識に
ハイブランドのアパレルと同じ接客を受けている。

ピューロランドが、どのような人材尺度で採用をしているのか
またここまで再現性のある人材教育をしているにあたり
中間マネジメントをできる人材をどのように仕上げ
それをメンバークラスがどの様なモチベーションで技術向上しているのか。
今後も考察していきたい要素である。

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2-2.スタッフのリテラシーの高さは、遊びにくる人に伝わる


遊びに行って居心地が良い。
更に凄いのがスタッフ(=ピューロフレンズ)のリテラシーの高さが
遊びに来ているお客様にも伝わっており
結果的にあの空間に居る人全員がリテラシーの高い。

一見、単純な"かわいい"があふれた場所に見えるが
よく見てみると、非常に上品なコミュニティであると考えます。

この単なるブランドとしての
"かわいい"、"なかよく"、"おもいやり"ではなく
多くの時間とお金、労力を注ぎ込みピューロランドが成長させた
価値観なのかと感じます。

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僕たち遊びにくる人は
目に見えたものが全てです。
サービスを受ける側の僕たち客が、どのように感じるか
例えば以下のようなことがあると思います。
「あのスタッフは姿勢が良くさわやか」→晴れやかな気持ち
「ダンサーの表情が心からの笑顔」→ぼくたちも思わず微笑んでしまう
「泣いている子供をスタッフさんが笑顔にさせる」→癒され、優しい気持ちになる

つまり、ピューロランドに来て
スタッフ(=ピューロフレンズ)の対応に
心から素直に受け止められたとき
我々は日常では味わえない感動を得ることができる。
そしてその感動への幸福と感謝から
我々はピューロランドを全力で愛することができ
愛することができた分、
ピューロランドから愛されることができる。

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この関係性が成立しているため
ピューロランドの客層はみんな優しそうな人が多い。
大声で騒ぐ、場の空気を乱すようなふるまいは、ほとんど見られない。
客同士で相互にお互いの幸福が最大公約数となるようなアクションをしている。
また、ピューロランドのリテラシーの高さに反するようなこと
つまり「ピューロランドに対し無礼な対応をした人」に関して
客同士が意見をディスカッションし
その価値の"空間にいる人材価値の高さ"を守ろうとしている。

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一つになることを強要せず
受け手がどうやったら幸せに感じるか。
1対nではなく、1対1をn個重ねる対応。
これがスタッフだけに浸透するのではなく
その愛情を受けた客にも広まっているから、非常に魅力的である。
(大好きです!!!!!!!!!!!!)

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2-3.出演するダンサーを公表する革命的行為


ここまで

-スタッフ(=ピューロフレンズ)さんの魅力
-客層のリテラシーの高さ


について述べてきた。
この前提のもと、今回最も衝撃を受けた感動は


ピューロランドはその日のパレードに出演する
ダンサーの名前を公表していることである。


これは、ピューロランドに普段から通っている人は
一見当たり前かもしれない。

しかし、昨今のダンスショーケースやその他の「エンタメ」でこのような演者ひとりひとりに対する愛情をオーガナイザー側が示し、それを見える化してそれぞれの人材としての価値を見出しコンテンツにしている状況は、非常に稀であり、非常に素晴らしいと感じる。

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いわば「あのダンサーがいるから観に行く」という状況を作りだしている。

大前提としてピューロランドはサンリオキャラクターに会うことができる場所なのである

にもかかわらず、ピューロランドの魅力に気づいた人は
自然と魅力的なダンサーを認知し
時には名前を覚え、その人のファンとなる。
そしてピューロランドをそのダンサーが卒業するときには
そのダンサーのことを全力で惜しみ、送り出す。
つまり"人"の魅力に引き込まれている。

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このことはキャラクターについても同様である。
勿論、キャラクターの中にいる人は公表されていないが
ただ振舞をみていると
「今日のメルちゃんは一番好きなメルちゃんだ!」といった状況が発生する。
ゆえにショー中の、キャラやダンサーの
アドリブや、ダンスの質感の違いが観る度に異なり
おもしろさを感じる。

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このような状況は
演者ひとりひとりに対して
ピューロランドがしっかりと愛情を注ぎこんでいるからこそ
それに演者が応えて
そのパフォーマンスを僕たち客が受けて
ピューロランドに愛を感じる。

このことからも、ピューロランドが
いかに人材に対して重要な資本と捉えているかの象徴だろう。
また、その根本にある価値観が
スタッフ、ダンサー、キャラに浸透しているからこそ
あの空間は常に向上し続けており
進化をリアルタイムで感じる。


だから、ピューロランドのダンサーが私は大好きです。

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3.さいごに


勿論、これは私の一意見のため
それぞれの意見があると思う。
むしろ皆さんが、どのような魅力を感じピューロランドに通っているか。
じっくり深堀していきたい。
その上で、自分がなぜピューロランドが好きなのか。
分かる気がしています。

でも確実に言えること

それはピューロランドのエンタメは消費されるコンテンツではない

"人"を愛し

"人"から愛され続けるものであること

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知れば知るほど、おもしろい虹。

今日も好きだなと、改めて実感しました。
最後までお読みいただきありがとうございます。

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