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今VTuberに必要だと思うもの

下等生物の皆様ごきげんよう!ここ一週間キーボードより段ボールを触っていた時間が長かったあっくん大魔王です!

前回思いつきで書いたnoteが予想を上回る反響でビックリしました。

そんな嬉しさからまた書くことにしました。結構大げさなタイトルになっちゃいましたが、内容は前回と同じくただなんとなく吾輩の個人的な考えをまとめて何となく発表する感じです。じっくり言葉を選びながら、でもちょっとだけ切り込んでお話ししたい。少しでもこの界隈が少しでも良い環境になればなと、個人の感想をここに述べます。

なんて重々しい雰囲気を漂わせてしまいましたが、この記事をご覧になっている皆様はいつも通りネットサーフィン(これ死語?)で偶然見つけた明日には忘れてしまうような記事を見る感じで大丈夫です。

嬉しいニュースもあれば悲しいニュースもある。つい最近も大きな出来事がありましたね。きっと様々な方がそのことについて意見を述べているはずなのでここではあえて言いません。もしご存じない方がいたら、ボヤっとした言い方で申し訳ないです。ただその出来事で多くの人が怒りや悲しみに暮れました。その前からも多くのVTuberさんが引退したりして、ファンの人々が悲しい思いをしているのを何度も見て、吾輩も友人がこの界隈から去ったのを多く経験してその度に寂しい思いをしてきました。しかし始まりがあれば終わりがあるのも事実。

2018年VTuberという概念が生まれて、既存のコンテンツの新しい見かたを発見して、沢山の企業が参入してきました。そしてその企業で運用していくVTuberも多く生まれて……ここまでは良い。良いんですけど。今この界隈は少し閉塞感が有って頭打ちな感覚が付きまとっています。若いコンテンツだからまだまだ発展の余地はある。でも吾輩みたいな個人でもふと感じるこの息苦しさ……。仲間内でも偶にこんな話題が出る時もあります。何故だろうと知恵の少ない頭を振り絞ってとある結論が出ました。それが今回のタイトルに繋がっていきます。

「今この界隈には、人やキャラクターに対する愛がもっと必要では?」

ごめんなさい。随分と偉そうな口を利いて……。臭いし、こっぱずかしいし。でも吾輩は大真面目に思います。正直今回のタイトルを「足りないもの」と書こうか迷いました。ただそれだとちょっと棘があるかなって。

VTuberってどんなものですか?そう聞かれて皆様は何と答えるでしょう?吾輩はこれに対して「VTuberは生々しいキャラクター」だと答えたいです。そうです。この界隈もアニメや漫画やゲーム……それと同じくキャラクターコンテンツの1つだと。まだそれぞれのコンテンツに劣ってしまう部分は多いかもしれないけど、ちょっとした瞬間にそれを超えるかもしれない可能性を持っているコンテンツなんです。決められた脚本が無いからドラマが生まれたとき凄い感動があると思うんです。

そのキャラクターをないがしろにしていないか、またそれに関わる人々をぞんざいに扱っていないかと。少しだけ心配しています。

やっぱね、色んな人と関わって話しているとね。どーしても耳に入るんですよ。風の噂みたいに企業への不平不満が。でもしょうがない。生きていればそういった愚痴を零したくなったりだとかなんて誰にだってあるじゃないですか。でもね、なんだろう。それが余りにも多いというか、異口同音に皆が不満を漏らしているのを聞いて、そんな過酷なのだと不安になります。お仕事というのは大変だし仕方もない部分も……でも実際内容を聞いてみると「本当に仕方のないことなのかな?」って思う事が多々あります。

真剣に物事に取り組んでいれば誰かが傷つくこともある。綺麗ごとだけじゃ世の中回せないのは理解しています。でもね。そこに他人へのリスペクトを忘れてはダメだと思うんですよ。一番悲しいのは他社同士で競争心からお互いいがみ合ってばかりいるなんて話を聞いてしまった時ですよ。もちろん噂程度のアレだし、内情までは知らないし、誇張は多少あるとは思いますが。いがみ合って物事を円滑に回せなくなるなんて本末転倒です。VRを始めとした技術面での問題ならまだしも人間同士のいざこざだなんて……競争するのも大事ですがもっと連携したりもっと協力しましょうよ。同じ志を持っているなら。前回の記事の繰り返しになってしまいますがやっぱコミュニケーションって大事なんだと思います。こういった全ての問題って慢性的な会話不足が招いているのではないのかなって。表舞台に立つ人も裏側で働く人も凄く会話が必須になってくるようです。

やっぱね。売上っていう大事な数字が纏わりつく以上、どうしてもキャラクターは生み出されては捨ててみたいなサイクルっていうのはあるとは思うんです。でもそこに愛情をかけなきゃ本物にはならない。だって考えてみてくださいよ。漫画家がキャラクターを適当に作るわけないじゃないですか。売れ筋ばっか気にして安易な事をするとソレが結構視聴者にも伝わっちゃうんですよね。そしてそのキャラクターやそこに関わる人たちを雑に扱えば不満は生まれます。だからやっぱり大真面目に愛が必要なんだと唱えます。

去年の春頃だったでしょうか。吾輩が未だ心に残っている言葉が有ります。その方はもうVTuber活動は辞めてしまったのですが……どこかのVR空間で元気にしているかなぁ。凄くおぼろげになってますがこんな事を言っていました。

「仮想空間は現実があるから存在する。どちらかを疎かにしては消えてしまう」

どの企画でどんな話の流れでそうなったのか覚えてないですが、凄く綺麗な言葉じゃありませんか?片方だけでは成立しない。両方あるから存在するんです。だから手を取り合うしかない。足りないものを補い合うために。困ったら助け合いましょうなんて小学生の時に習ったはずなのに、大人になったら出来なくなるなんておかしな話ですよね。

この界隈に多くの人が熱意をもって真剣にやっているのを知っています。だからこそ今もう一度問いたいのです。自分が関わっているそのVTuberさんに愛情を注いでいますか?愛情を注いだキャラクターは未来永劫生き続ける事を偉大な先駆者たち教えてくれていますから。

と、言いたいことがなんとなく纏まった(と思いたい)のでここら辺にしておきます。ちょっと今回は踏み込んだ内容でしたね。相当言葉を選びながら書きました。結局の所、友情、努力、勝利が必要という事で吾輩のこの思いをまた電子の海に漂わせておきます。それではまたお会いしましょう!



そういえば文章を書くときなんですが一人称の表記が吾輩か我輩でブレることが多いです。おめぇのキャラ、ブレブレじゃないか……。

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