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180524 罫線、厳しさ、くうき

お昼を少し過ぎたころ、数冊のキャンパスノートと『村上さんのところ』が届いた。

ここ数年はスケッチをするのにクロッキーブック(マルマンのSサイズ、たしか100枚)を使っていたのだけれど、キャンパスノート(コクヨのA4、A罫、40枚)に変えることにした。

まっさらな無地のページよりも、うすい罫線があった方が、むしろ自由に使えるのではないかと思って(使えるといいな)。

届いたキャンパスノートは、高校生のころ使っていたものと少しデザインが変わっていて、懐かしさと新鮮さが混ざった不思議な気持ちになった。

午後は、書類を作ったり、研究室のみんなで妹島和世という建築家(と彼女のつくった建築)について議論をしたりした。

友人のひとりが「彼女の建築には、厳しさがある」と言っていたのが面白かった。

彼女が設計した「すみだ北斎美術館」や「金沢21世紀美術館」(後者は正確にはSANAAの設計)には、たしかにある種の厳しさがあると思った。

ただその「厳しさ」は、友人の言うやや否定的なトーンをもった「厳しさ」(「プレッシャー」とも言い換えていた)というよりも、「背筋がのびるような厳しさ」とでもいうような、緊張感のあるくうきに近いと感じる。

そして、ものすごくざっくりだけれど、建築が醸し出す空間のくうきには、ゆったりとした穏やかなくうきと、背筋がのびるような緊張感を持ったくうきの2種類があるような気がする。

どちらがいいか?ということではなく、双方が隣りあい、重なり、ときに入れ替わるような建築や都市が、豊かな世界なのではないかな。

#日記 #建築 #ノート

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