さよならポイントゲッターズ

2008年のリーマン・ショック、凄く豪華な料理の中に腐った食材混ぜて売る商売でした。いわゆるサブプライムローン債権。沢山の食中毒患者が発生し巨大金融企業が消えました。

例のご時世になる前年、あなたはプロレス風味満載の社長総選挙と共にやってきました。馬鹿騒ぎしてポイントサイトへある程度人を集めるのには成功しました。
既定路線の社長で見事ポイントサイトを全面に押し出せるチーム名になりました。
従順なファン・サポーターを毎日誘導するためのクイズも始まりました。プロレスの興行も成功だった様に見えました。その選挙で腐った食材も一緒にあなたに取り入れてしまった事を除いては。

前年の残留争いを生き残り期待の大きかったミラ監督2年目、そのご時世はやってきました。2月、TBSの取材陣も来ていた岐阜での練習試合、某氏から「サポーター納得してるのか？」の質問もあったあなたを「早く叫びたい」と言って参加したサポミあたりまではまだフルスケジュールでシーズンが行われる予定で進んでいました。

2020シーズン半分中止、残り半分もほぼ無観客やらアウェー客不可、ホームでも客数規制、拍手、手拍子以外の応援不可
2021シーズン、フルスケジュールだが規制は相変わらず
2022シーズン、後半数戦のみ声援解禁もマスク必須、エリア指定、ディスタンス必須　（足枷無しでカズ居たら観客何人入ったんだろ？新経営陣がそれを観たいとおもうかどうか楽しみ）
2023シーズン、５類移行までのGWまで前シーズン同様

不幸中の幸いで、遠慮なくあなたを叫べたのはこの４年間で７ヶ月間でした。
毎回「ダッせ」「叫び辛れ〜」「プロレス選挙で選ばれた社長いい加減にしろ」等と思いながらもチャントは歌ってました。選手に非はないですから。この４年間であなたも腐った食材のおかげで食中毒、死にかけました。
2022年の12月、あなた息してませんでしたよね？
ご時世と共にさようならになるのは所詮あなたの運命だったと思います。

そして愛すべき鈴鹿へ

三宅海人中村健人両選手のkiik cafeオープンの為のクラファンの説明に
「開幕戦は鈴鹿ポイントゲッターズ史上過去最高来場者数【 4,620人 】を更新し、シーズン途中にはJFLリーグ過去最高観客数【 16,218人 】を国立競技場で更新するなど、三重県のみならず日本サッカー界、日本全土を盛り上げました。そして今シーズン、その三浦知良選手は移籍してしまい迎えた開幕戦。来場者数は492人。昨シーズン程の盛り上がりは今年の鈴鹿にはなく、「 元の鈴鹿に戻った 」という言葉が1番しっくり来るような気がします。。」とあります。

だけどさすがスーパースターがフルシーズン在籍した効果は大きいと実感した2023シーズンでした。
腐った食材問題や監督の指導法を巡る報道も含め嫌気が指して来なくなったサポーターも沢山います。そうでなくても仕事や家庭の事情で来られなくなったサポーターも居ます。大きな声出す人、旗振る人、写真撮る人、居なくなりました。でも数戦紆余曲折もあったと思いますが別のサポーターが写真撮ってます、旗振ってます、大きな声出してます。コアエリアメンツは変われど人数は微増、それも平均年齢下がってます。応援を自分発信できるインスタ女史もいます。（2022シーズン一人神戸方面からフォロワー稼ぎに人の集まる場所にやって来るモデルらしき人居たな、、、懐かしい。）

監督の方針もあるのだろうけどご時世だった4年間、特殊な事情がない限りほぼ練習は公開、自由度の高いファンサ、スーパースターの残したものは試合日だけではなく鈴鹿の日常にまでいい影響を与えてくれたと思います。
2023シーズンは応援して8年目だったのだけどファン・サポーターが選手を愛している熱が最も高かったと思います。自分も8年目にして初の全試合現地観戦。シーズン前のグランパスとの練習試合を観て「条件さえ整えばこのサッカーは面白い！」と思ったので可能な限り足を運びました。

昨年と違い2023年末時点で15名が残留、新加入2名、凄い！遠征メンバー人数足りてる!　これだけ残っていれば今年のベースをキープしつつ新加入のスパイスでレベルアップが期待できると思います。勝利のみならず多くの喜びをファン・サポーターと分かちあって頂きたい。
もっと愛すべき鈴鹿へ。みなさん2024シーズンもよろしくお願いいたします。