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ポケモン配信がしたかったのに……

最悪な体調から始まる一日

 いつも一日の始まりは朝日と共に、というのが定石である。いかなる文明においても、人類は朝日と共に行動し、日の入りと共に家で眠りにつくと相場が決まっている。太陽を中心に生活し、夜は魑魅魍魎、神々の時間とすら言われてきた。つまり、昼間こそ活動してしかるべきなのだ。
 ところが、小生ときたらここの所昼夜逆転が常となってしまったのだ。そうなってしまっては、体調不良もまっしぐら。それもそうだろう。本来起きるべき時間に寝て、本来寝る時間に起きているのだから。しかし、配信活動しかり、執筆活動然り、それこそ日常において必要な活動のほとんどは昼間に行うべきなのだ。であるのに、完全昼夜逆転によって体調不良を頻発し始めた。
 さて、そういうわけで体調不良とお友達になってしまった小生ではあるが、今朝は特に最悪であった。
 いつも通りオールで朝を迎え、さて配信準備を整えようと思った途端だった。熱が出たのである。頭も痛く、めまいもする。そう、体が限界を迎えたのだ。
 ああ、どうやら小生は思った以上に体力を夜中に使い果たしてしまったらしい。こういう生活の仕方は体に悪いことなど、とうの昔に自覚はしている。にもかかわらず、どうしてこうも昼夜逆転するまで起き続けてしまったのだろうと、昨晩の自分自身を怨みすらした。
 さて、問題は配信である。この日昼の二時からあこゆかプロジェクトのメンバーであるるきと二人で配信の約束をしていたのだ。ところが、配信に挑める体力がおそらく残っていない。どうしたものか。
 悩みに悩んだ末、小生はるきに連絡を入れた。
「ごめん、今日はお休みさせて」
 あの子は本当に理解のある人物だ。小生が睡眠不足による体調不良だと察したのだろう。小生のお休みを了承してくれたのだ。
 しかし、問題はその直後発生した。なんと、眠れないのである。瞼を閉じても頭がぐわんぐわんと鳴り、それが邪魔でますます寝付けないのである。
 どうしたものか、小生は布団の中でウンウン唸ることしかできなかった。気が付けば昼の十二時。もしこのまま起き続けてしまうのなら、いっそ配信をした方がいいのではないだろうか。休みにするという連絡は入れたものの、やっぱりやろうと今から言い直すことだってできるはずだ。
 そう思いながら、好きなクイズ系Youtuberを開いた途端だった。小生の意識は夢の中へと消えていった。
 結局のところ、興奮冷めやらぬ状態だったのかもしれない。寝るためにも、一度しっかりと脳を休ませる必要があったのだろう。そこであえて選択したクイズ。脳は拒絶したのだと思う。これ以上脳を使わないでくれと。

小さな幸せを一つ見つけよう

 さて、そんなこんなで夜に目が覚めた小生は、布団から起き上がって夕食を取り、夜の配信準備を整えた。今日は昼間にるきとポケモン、そして夜にはなるとラジオ配信を予定していたのだ。しかし、先にも述べたように小生は今日の昼、残念ながら配信はできず仕舞いだった。仕方ない、そんな日もあるさ。と、とりあえず気を取り直してラジオ配信。
 小生は今回配信主であってパーソナリティではない。あまり積極的に喋る必要はないため、配信画面背景をLOLにすることとした。
 ここ最近小生がハマっているLeague of Legendsという名のゲームだ。このゲーム、片手間にポチポチクリックするだけで楽しむことができるとても素敵なゲームなのだ。
 そして、本日の小さな幸せについて触れるとしよう。
 なんと本日、このゲームにて人生初の30キルを達成したのである。ご存じない方のために簡単に説明すると、たった一人でめちゃくちゃ活躍したということだ。
 心底嬉しい。もう、それだけでとてもうれしい。
 そんな、他の人からしたら大したことも無いような小さすぎる幸せだが、今日はこれを大事に抱えて行こうと思う。
 ところで、昼夜逆転に対して酷く反省した小生ではあるが、なんということでしょう。これを書いている時間はもう朝方の五時前。どうやら小生の体調は、明日も悪くなりそうだ。

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