園芸店でバイトする皐月（杉咲花さん）が、ガーデンデザイナーの陸（藤原季節さん）と出会い、そこに陸と旧知のガーデナー・悠磨（森山未來さん）が現れ、3人の想いが交錯する『プリズム』の第2話。

皐月は陸から新しく手掛ける庭園のためにテラリウムを作るよう依頼される。皐月らしいテラリウムが出来ていき、二人は距離を縮めるが…。

陸の会社で仮採用として働き始める中、一夜を共にしたとはいえ、恋人とはいえない曖昧な関係の陸に「（テラリウムを）10個作ったら、デートしてくれますか？」の皐月の表情の絶妙さ。

法事で久々に故郷に帰省した皐月の前に、親戚のおばさん（泉ピン子さん）。その圧たるや！田舎を捨てたくなるのがよくわかる（笑）。ふとアルバムをみると、父・耕太郎（吉田栄作さん）の写真が、全て破棄されていて。

上京してきた母・梨沙子（若村麻由美さん）が、勝手に皐月の通帳をチェックするなど、毒母かと思われましたが、そこに現れたのが陸。初回の耕太郎に続き、上手く対応。皐月には、父がいた記憶を「その時間を大切だと思うなら、自分の中で大事にしていけばいい」と救いの言葉。

一方、ゲイバーらしきところで飲んでいた陸は「心が通じ合えて、一つになれたと思った人が、突然目の前からいなくなっちゃったことってある？」と。これは確定。皐月も母と同じ道を辿るということか。そして、ついに悠磨（森山未來さん）が登場。全9話なので、まだまだ色々ありそうです。

謎の家庭教師・トラコ（橋本愛さん）が、年齢も抱えている問題もバラバラな3人の母親と3人の子供を救う、個別指導式ヒューマンドラマ『家庭教師のトラコ』の初回。

合格率１００％の家庭教師！？その宣伝文句に惹かれ小学、中学、大学受験で絶対合格を勝ち取らせたい３人の母親が集まった。実はその子供たちは親には言えない問題を抱えていた。家庭教師のトラコは、まず私立小学校合格を目指す母・中村真希（美村里江さん）の家へ。

「教育方針には口を出さない」「授業中は部屋を覗かない」「授業の日は御宅に泊めて頂く」の3つの条件で家庭教師を引き受けたトラコ。真希の娘・知恵（加藤柚凪さん）の「なぜ受験しなければならないのか？」の問いに、「1万円を使って、幸せとは何か考えてみよう」と提案したトラコ。

最初はおもちゃ、次は競馬、そして身代金と 遊川和彦さんらしい、ぶっ飛んだ脚本ながら、マネー教育と自分で考えることの大切さを教えるってことなのかな。

メリーポピンズ風、妖艶な女性風、熱血先生風と、生徒によってコスチュームとキャラを変えていくトラコ。橋本愛さんの様々な演技を楽しめるドラマ。トラコの秘書で、東大卒外務省経験のある福多（中村蒼さん）の存在が気になるところ。