幼い妹・まち（小山紗愛さん）と弟・ふみお（石塚陸翔さん）を養う、売れない漫画家・久我一郎（佐野勇斗さん）が、臨時のアシスタントとして出会った五色しおり（八木莉可子さん）は、実は流れ星の民の姫で…恋愛初心者の二人による、婚約から始まる優しい恋の物語『おとなりに銀河』の初回。

妹と弟を学校に送り出し、締め切りを乗り切ろうとする一郎のもとに、五色しおりという見知らぬ女性が訪ねてくる。「アシスタントをつとめます」という謎めいた彼女は…。

朝ドラ『舞いあがれ！』で、貴司（赤楚衛二さん）の過熱ファン＆押しかけ女房的な振舞の秋月史子役で爪跡を残した八木さん。今回もちょっとそれに近いのですが、アシスタントの腕はピカ一で、締め切りが近いため、初日から一郎は徹夜仕事をしおりに依頼。

何とか原稿を仕上げた一郎。ふと、しおりをみると、お尻のあたりにＧペンらしきものが立っていて。「刺さってる!?」と勘違いした一郎がそれに触れると、背景は銀河に。実はそれはしおりの身体の棘で、触れた者と自動的に婚姻関係が成立することになっていて…。

貴婦人のような姿のミステリアスなしおり役が、八木さんにはまり役。目力の強さも各シーンに活きています。状況が呑み込めず、動揺したり混乱したりする一郎役の佐野さんも上手い。

一日15分、月～木曜日の夜の帯枠「夜ドラ」の新作。今回は当たりの予感です。

余談：大学サークルの中には、学外にまで知られた個性的な集団がいくつかあります。早稲田大学の「バンザイ同盟」などはその代表例でしょうが、京都大学にも「京大カレー部」というサークルがあり、ＮＨＫ『100カメ』で特集していました。なかなか面白かったです。