銭湯「はな湯」の看板娘から“ブギの女王”と呼ばれる戦後の大スターになっていく花田鈴子→福来スズ子（澤井梨丘さん→趣里さん）が、暗い戦争の時代や、燃えるような恋と別れなどを乗り越え、人々に勇気と希望を与えていく朝ドラ『ブギウギ』第17週「ほんまに離れとうない」。

愛助（水上恒司さん）の母・トミ（小雪さん）の伝言で、結婚する条件として歌手を辞めるよう求められ、スズ子が悩んでいた月曜日。羽鳥善一（草彅剛さん）に相談すると大反対。大阪までトミを説得に行った坂口（黒田有さん）でしたが、失敗に終わりました。

羽鳥がスズ子宅を訪ねてきた火曜日。「ジャズカルメン」というアイデアで、スズ子を歌手に引き留めようという作戦。そこに愛助が帰ってきて、スズ子ファンの二人は大盛り上がり。さらに山下（近藤芳正さん）と坂口もやってきて、愛助が直接トミを説得する話になりますが、そこで再び喀血。

愛助が入院した水曜日。坂口の知らせを聞いたトミがすぐに上京してきて、愛助を大阪に連れて帰ると言い張るも、病状が落ち着くまではということで、一旦は引き下がりました。

トミの心境を考え、愛助に大阪へ帰るよう説得したスズ子。容体が安定し、大阪に向かうことになった日。愛助はスズ子と箱根に一泊旅行しようと提案したのでした。

箱根旅行を二人が堪能した木曜日。愛助は大阪へ向かいましたが、そのタイミングでスズ子の妊娠が発覚。トミをこれ以上刺激しないために、スズ子は愛助に手紙で知らせますが、愛助がトミに話してしまい…。身重なスズ子に代わって、山下がトミの説得に行くことになりました。

この日の『あさイチ』朝ドラ受けは、『ブギウギ』でスズ子の弟・六郎を演じた黒崎煌代さんと、梅丸少女歌劇団の林部長役だった橋本じゅんさんでした。

山下が7分半かけてトミを説得するも失敗した金曜日。「順番が違う」というのは、現在ではあまり言われない価値観ですが、当時としてはトミの言っていることが筋が通っていて、大きな組織のトップとしては当然の判断かな。

とりあえず、愛助の気持ちだけはスズ子に伝えた山下。スズ子は「ジャズカルメン」だけはやり遂げたいと、羽鳥の妻・麻里（市川実和子さん）の紹介で病院へ行くと、村西医院長（中川浩三さん）と看護婦長・東（友近さん）は、スズ子のファン。「ジャズカルメン」もＯＫが出ました。

次週予告は不穏。まあ、分かっていたことではありますが。水上恒司（岡田健史）さんと橋本じゅんさんによる、『MIU404』における九重＆陣馬コンビの再共演を期待しましたが、やはり無理だったか。