見出し画像

ドラマ日記『日曜の夜ぐらいは…』(第9話)&『だが、情熱はある』(最終回)

母と二人暮らしの岸田サチ(清野菜名さん)、タクシー運転手の野田翔子(岸井ゆきのさん)、祖母と二人暮らしの孫娘・樋口若葉(生見愛瑠さん)の3人が運命的に出会い、友情を育むことから始まる、笑いあり、恋愛要素ありの、セリフ量多めの会話劇『日曜の夜ぐらいは…』の第9話。

やっと輝き出したそれぞれの人生を守りたい、そんな思いを新たにする富士子(宮本信子さん)のもとにある朝、一箱の荷物が届き…。一方、団地の周りをうろつく中野博嗣(尾美としのりさん)の存在に気づいた邦子(和久井映見さん)は、サチに危機が迫っていることを感じ取る。

本作の脚本家・岡田惠和さんが、自身のラジオ番組「岡田惠和 今宵、ロックバーで〜ドラマな人々の音楽談義〜」の中で、清野さんをゲストに迎え、「(ありがちな)喧嘩や仲間割れは描かない」と言っていた通り、カフェオープンに向けて、順調に進んでいた第9話。

元夫がサチにお金をせびっていたことを知った邦子は、博嗣と対峙。“ヘルパー”富士子の助けもあり、博嗣にビンタ。お金を少しづつでも返すよう要求するのでした。口癖の「ごめんね」も言わなくなった邦子、すっかり前向き。

一方、当初は「補欠」扱いだったみね(岡山天音さん)ですが、チーム「サンデイズ」になくてはならない存在に。女子3人は密かに「みね禁法」を制定(笑い)。それに応えるように、「大切な人を苦しめる人は敵とみなします」宣言。頼もしい。

いよいよ次で最終回。富士子のスタンガンは使われるのでしょうか?

オードリー若林正恭さんと南海キャンディーズ山里亮太さんの面白すぎる人生をドラマ化。 嫉妬、劣等感、自意識過剰に人見知り…。そんな負の感情を燃料にしてきたふたりの笑いと涙、切なくて、そして勇気が出る実話『だが、情熱はある』の最終回。

2021年5月、オードリー・若林(髙橋海人さん)と南海キャンディーズ・山里(森本慎太郎さん)のユニット『たりないふたり』は、12年にわたる活動の集大成となる解散ライブの日を迎える。

全12話と、最近の連ドラとしては長い話数となった本作。最終回は軟着陸に、穏やかに終わった印象。むろん、山里の妻・蒼井優さんのサプライズ登場や、「kreePeanuts」役のかが屋のフリースタイルラップなど、最後まで細かい仕事で、楽しませてもらいました。

『ブラッシュアップライフ』『だが、情熱はある』といい流れで来ている日本テレビ「日曜ドラマ」枠。次の『CODE-願いの代償-』にも期待しましょう。


この記事が参加している募集

テレビドラマ感想文

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?