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新ドラマ『6秒間の軌跡』『しょも恋』『今夜すきやきだよ』『ワタオト』他

今回も5作品と多めです。

花火大会の思い出をいくつか。子供の頃は地元で、九州最大の筑後川花火大会を楽しみ。大学の後輩女子は江戸っ子の花火大会マニアで、その行動力に脱帽。社会人になってからは、上司のマンションのベランダから、目の前で大濠花火大会を堪能。住んでいた百道浜の花火大会の日は、周囲が大渋滞。

花火(大会)が印象的な映画なら、『ジョー・ブラックをよろしく』や『天国の本屋〜恋火』などたくさんありますが、ドラマならどうでしょう。NHKでも放送された『火花』や『中学聖日記』なんかが、効果的に使われていたような。

そんな花火をつくる花火師のドラマ『6秒間の軌跡~花火師・望月星太郎の憂鬱』が、来年1月スタート。高橋一生さん主演で、父親役に名優の橋爪功さん。ヒロインに本田翼さん。脚本は『僕の生きる道』『半径5メートル』の橋部敦子さん。

地方都市で代々続く煙火店(=花火店)の四代目となる父・望月航(橋爪さん)と、息子・星太郎(髙橋さん)。父親が亡くなって数か月後、途方に暮れていた星太郎の前に、死んだはずの父が当たり前のように日常に現れて…この冬、一番泣けて、笑える、ファンタジーホームコメディドラマ。

少子化やネットの影響でしょうか、紙媒体の漫画少年誌は「少年ジャンプ」ですら減少傾向。4大週刊少年誌といわれたジャンプ以外の「少年マガジン」「少年サンデー」「少年チャンピオン」に至っては、さらに低迷。

そんな4大誌にも黄金期があって、ジャンプなら1995年の653万部(『SLAM DUNK』など)。マガジンは1998年の445万部(『金田一少年の事件簿』など)。サンデーは1983年の228万部(『タッチ』など)、チャンピオンは1979年の250万部(『マカロニほうれん荘』など)となります。

ラブコメ路線でサンデーの黄金期を支えた一人・原秀則さんの『しょうもない僕らの恋愛論(しょも恋)』が実写ドラマ化、1月19日から放送開始。主演は眞島秀和さんで、共演に矢田亜希子さんと中田青渚さん。脚本は『きよしこ』のいとう菜のはさんと、『スナック キズツキ』の今西祐子さん。

デザイナーの筒見拓郎(眞島さん)の元に、ある日SNSの友達申請が届く。それは20年前に愛した、谷村安奈からで。しかし、拓郎の前に現れたのは安奈の娘・くるみ(中田さん)…。拓朗を想い続ける同級生・森田絵里(矢田さん)も絡んだ、不器用な男女が織りなす等身大のヒューマンドラマ。

マンガ賞も様々ありますが、朝日新聞主催の手塚治虫文化賞はちょっと格上な印象。『3月のライオン』で、そのマンガ大賞を受賞した羽海野チカさんは「初めて自分で買った漫画が『リボンの騎士』でした。真似て描き、擦り切れるほど読みました。…胸がいっぱいです」とツイート。

手塚治虫文化賞には、新しい才能を示した作品に与えられる新生賞というものがあり。近年ですと、大今良時さんの『聲の形』、安藤ゆきさんの『町田くんの世界』、雲田はるこさんの『昭和元禄落語心中』、田島列島さんの『水は海に向かって流れる』など。どれも映像化されていますね。

今年、その新生賞を受容した谷口菜津子さんの『今夜すきやきだよ』が実写ドラマ化、1月6日から放送されます。蓮佛美沙子さんとトリンドル玲奈さんのW主演で、脚本は映画『彼女来来』の山西竜矢さん。

内装デザイナーとして働く“あいこ(蓮佛さん)”と絵本作家の“ともこ(トリンドルさん)”。二人は高校の同級生の結婚式で再会。そして、ある出来事をきっかけに一緒に暮らすことに。二人が、日常生活に当たり前のようにあるジェンダーロールや、婚姻制度、セクシュアリティにまつわる生きづらさへ立ち向かう姿を、美味しいお家ご飯を通して紡ぐガールズムービー。

朝ドラ『あまちゃん』が大好きなので、出演者たち(『あまちゃん』ファミリー)のその後も気になります。主人公のアキ役・能年玲奈(のん)さんはもちろんですが、有村架純さんは出世頭だなとか、薬師丸ひろ子さんと仲野太賀さんが『拾われた男』に出てて嬉しいとか。

アキが所属していたアイドルグループ「GMT」のメンバー役の中では、松岡茉優さんが一番活躍していますが、『ちむどんどん』で優子(仲間由紀恵さん)の少女期を演じた優希美青さんや、『RISKY』で狂気的な悪女を演じた山下リオさんなどはドラマでよく見ます。

そんな山下さん主演の『わたしの夫は―あの娘の恋人―(ワタオト)』が、1月14日にスタート。共演に泉澤祐希さん、紺野彩夏さん、佐伯大地さん。あいざわあつこ&ツキシロギンさんの漫画原作で、脚本は『おしゃ家ソムリエおしゃ子!』の我人祥太さんと、『お耳に合いましたら。』の灯敦生さん。

香織(山下さん)は、夫・拓也(泉澤さん)の不倫相手・睦美(紺野さん)を特定。その夫・恭介(佐伯さん)に、2人の絶縁に協力要求。恭介は「セックスすること」を条件に承諾。関係を持った香織は、いつしか恭介への恋心が芽生え…「ドロ×ハラ×キュン」な大人の恋愛ミステリー。

現実だったら修羅場な気がしますが、兄弟(姉妹)と異性の三角関係というドラマが時々あります。現在放送中の『Sister』などは、姉妹によるドロドロ系の三角関係ドラマ。

近年ですと『プロミス・シンデレラ』、少し前なら『好きな人がいること』や『ディア・シスター』。相当前なら『ランチの女王』や『ひとつ屋根の下』と,、江口洋介さんがどちらも絡んでいました(笑)。

そんな兄弟三角関係ドラマ『ブラザー・トラップ』が1月24日から放送されます。主演は久間田琳加さんで、相手役にM!LKの山中柔太朗さん。日向きょうさんの漫画原作で、脚本は『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい(チェリまほ)』のおかざきさとこさん。

過去の失恋が原因で恋愛から遠ざかっていたあかり(久間田さん)は、同じ大学の年下男子・和泉(山中さん)と出会い恋仲に…。しかし、和泉は元カレの弟という衝撃の事実が発覚し、なんと三角関係に発展…。繊細で一途な、ドキドキのピュアラブストーリー。

余談①ここ二日間で見たドラマ・テレビ番組で良かったもの。『拾われた男』『作りたい女と食べたい女』『孤独のグルメ10』、『映像の世紀バタフライエフェクト~ベルリンの壁崩壊 宰相メルケルの誕生』、『ブラタモリ~静岡 家康が愛した駿府ってどんな所?』『ねほりんぱほりん~転売ヤー』。

余談②TVerで配信中の昔のドラマの中から傑作を挙げてみます。『愛していると言ってくれ』『のだめカンタービレ』『タイヨウのうた』『世界の中心で、愛をさけぶ』『ブラックジャックによろしく』『ケイゾク』『14歳の母』『ゆとりですがなにか』『大豆田とわ子と三人の元夫』『JIN』『Dr.コトー診療所』…こんなに見れるわけがないわけですが、どれか一つぐらい試しにいかがでしょう。三浦春馬さんや沢口エリカさんにも会えますよ。




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