ドラマの中の「福岡出身者」

連続ドラマの舞台は東京がほとんどですが、東京における地方出身者の割合は45%(大学生に限れば30%)程度と言われていますから、設定上、地方出身者のキャラクターも登場します。

福岡出身者の例を見てみましょう。まずは最近の作品『MIU404』(2020年)。岡田健史さん演じる九重は福岡出身の設定。分駐所で「ごぼ天うどん」を作った九重に対し、「福岡うどんにはコシがない」と発言した陣馬(橋本じゅんさん)には反論していました。

次は、福岡県大川市出身と具体的な設定の野田恵(上野樹里さん)が主人公の『のだめカンタービレ』(2006年)。感情的になると大川弁が出るほか、終盤では千明(玉木宏さん)がのだめを、大川市まで迎えに行くシーンもありました(大川ハグ)。

さらに福山雅治さん主演の『パーフェクトラブ!』(1999年)。福山さんは九州出身(恐らくは福岡)のナンパな歯科医役で、父親が武田鉄矢さん(遺伝子的にありえないような…)。福太郎の明太子が登場したりします。

最後は、その武田さんの代表作『3年B組金八先生』(1979-2011年)。武田さん演じる坂本金八は福岡市出身。初期の頃は「このバカチンが!」などと博多弁が出ていましたが、シーズンが進むにつれて標準語に。金八も都会に染まってしまいました。

シーズン1では、一人二役で海援隊として登場。初めてのヒット作で、博多弁バリバリのセリフ付きの名曲「母に捧げるバラード」を歌うシーンもありました。


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