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新ドラマ『やさしい猫』&『にがくてあまい』&『おいしい給食3』

直木賞作家・中島京子さんの小説『やさしい猫』が、NHK土曜ドラマ枠で映像化され、6月24日からスタートします。主演は優香さんで、共演にを伊東蒼さん、オミラ・シャクティさん、余貴美子さん、滝藤賢一さん。脚本は『ハルカの光』の矢島弘一さん。

シングルマザーで保育士のミユキ(優香さん)は、スリランカ人のクマラ(オミラ・シャクティさん)と出会う。2人は次第に惹かれあい、ミユキの娘・マヤ(伊東さん)と3人は一緒に暮らし始める。しかし、二人が婚姻届を提出した直後、クマラは警察の職務質問を受け、入管施設に収容。オーバーステイを理由に、母国への強制送還を命じられる。

2016年に川口春奈さんと林遣都さんの共演で映画化された、小林ユミヲさんの漫画『にがくてあまい』が、生駒里奈さん主演でドラマ化。東海テレビで4月19日から放送されます。共演は井上祐貴さん。監督・脚本は映画『Bittersand』の杉岡知哉さん。

容姿端麗でキャリアウーマンの江田マキ(生駒さん)は、実は大の野菜嫌い。ある日、男子校のイケメン美術教師でベジタリアンな片山渚(井上さん)と出会い、ひょんなことから同居することになる。天真爛漫なマキを、なぜかぞんざいに扱う渚。衝突しながらも、マキは渚に恋している自分に気づくが、なんと渚は、ゲイだった。

市原隼人さん主演でこれまでドラマ二期、映画二本が制作されてきた『おいしい給食』シリーズの新作が決定。今年10月期に放送されます。脚本は、本作の企画とこれまでの脚本も担当してきた永森裕二さん。

市原さん演じる給食マニアの教師と生徒の成長を描く、笑って泣ける学園食育エンターテインメント。今回の舞台は函館。北の地オリジナルの献立や食材に囲まれて、新たなる給食道が幕を開ける。

余談:NHKの新感覚国語エンターテインメント『言葉にできない、そんな夜。』シーズン2がスタートしました。様々なシチュエーション、気持ちが揺れ動いたあの瞬間、何と表現するか。言葉のセンスを問われる、ある種の大喜利であり、日本語の豊かさや可能性を再認識する番組。

毎回、レギュラー出演者やゲストの言葉(回答)にあっと言わされ、感動したり。通常のバラエティでは、今ひとつの印象があったMCの小沢一敬(スピードワゴン)さんですが、実は滅茶滅茶頭の回転が速いことがわかる番組でもあります。

やや固い表現でいえば、個人の内面を言語化することや、他者と共有することの困難性を超えて、それが少しでも共感できた時の喜びと楽しさ。人は根本的には孤独だけれど、それでもユングの「集合的無意識」のように、どこかでつながっている安心感。

「この気持ち、なんて言う?」


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