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ドラマ日記『青のSP』(初回)

公立中学校に試験導入された、学校内警察の刑事・嶋田隆平(藤原竜也さん)の活躍を描く『青のSP―学校内警察・嶋田隆平―』の初回。生徒たちにも容赦ない藤原さんの演技には、爽快感すらありました。

学校内警察官として着任した嶋田隆平(藤原さん)。さっそく、教室で暴れた生徒(中川翼さん)を器物破損と暴行罪で逮捕するのですが、この逮捕劇がクラスの何者かによってSNSで拡散されてしまい…というストーリー。

原案は佐々木充郭さんの小説『スクールポリス』。「原作」ではなく「原案」ですから、設定やストーリーをどれぐらい改変してくるかも興味深いところ。

銃社会の米国はもちろん、韓国などでも導入されているスクールポリス。日本は未導入ですが、犯罪含めた学校内の様々な問題に、学校現場も、教育委員会も応えられていない現状では、潜在的な待望論はあるでしょうし、実際、本ドラマを見て爽快感を持った視聴者も少なくなかったようです。

ツッコミどころもままありますが、藤原さんの熱量の高い芝居が説得力を持たせています。ヒロイン役の真木よう子さんも、相変わらず活舌は気になりますが、受け芝居が上手く機能。他の教師役もなかなか豪華で、各話でそれぞれがメイン役を張るのでしょう。

初回に目立った生徒は、逮捕された真田役の中川翼さん(トップコート)、ネット流出犯人に疑われた佐々木役の宮世琉弥さん(スターダスト)、謎のピアノ少女・奈良橋役の長澤樹さん(TEN CARAT)、そしてネット流出犯・三村役の吉柳咲良さんは、藤原さんと同じホリプロ。わかりやすい(笑)。

地方ではそうでもないと思いますが、東京では中学受験が珍しくなく、「私立>公立」という図式。富裕層の多い港区などでは、40%以上が私立へ。そうした現実の教育環境(格差)を頭に入れて見た方がいいのでしょう。視聴率は一桁スタートながら、かなり面白いと思いました。視聴継続。

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