互いに重大な秘密を抱えながら、愛を誓い合った週刊誌の記者・闇原こころ（高畑充希さん）と交番警察官・朝田虎松（田中圭さん）。2人のラブストーリーに、予測不能な連続殺人事件が絡み合う壮大なラブ・サスペンス『unknown（アンノウン）』の初回。

週刊誌のエース記者・闇原こころと交番警察官・朝田虎松には、誰にも言えない“秘密”があった。やがて２人が暮らす街では“血を抜かれた連続殺人事件”が発生。愛し合う２人は恐ろしい惨劇に巻き込まれてゆく…！

高畑さんはちょっと変わった役を演じることが多く。『過保護のカホコ』『忘却のサチコ』『同期のサクラ』など。その高い演技力ゆえに、脚本家や演出家はそういったキャラをやらせたくなるのでしょう。杉咲花さんなんかもそうかな。朝ドラ『とと姉ちゃん』では姉妹役だった二人。

今回、高畑さんが吸血鬼役を演じる本作。情報量が多過ぎて一見では追い付かず。俳優陣も『おっさんずラブ』の田中＆吉田鋼太郎さん、『あのときキスしておけば』の麻生久美子さん、朝ドラ『あまちゃん』の「メガネ会計ばばあ」こと、かつ枝役の木野花さんなど、キャラ立ちした人が多く、目が離せません。

満開の桜の下での手錠キスなどラブあり、鋼太郎劇場のギャグあり、こころが怪力で虎松を救出する感動あり、ホラー＆サスペンスあり。色.々盛り込みましたね。個人的には、高畑さんがこれまで見たどのドラマよりも可愛かった＆色っぽいのが印象的でした。

絶世の美女の“ド貧乏シンデレラ”・ 羽田綾華（橋本環奈さん）が、“絶対的王様”の御曹司・新田東郷（山田涼介さん）から突然のプロポーズ!?愛は一切ナシの“メリット婚”から始まる超打算的シンデレラストーリー『王様に捧ぐ薬指』の初回。

綾華はウェディングプランナーの面接を受ける。ズケズケと物を言う性格から、面接では悪態とも取れる発言を繰り返すが、なぜか採用された。ある日、綾華は社長の新田東郷に呼び出されてしまう。クビかと思いきや、東郷から告げられたのは「結婚しよう」という言葉だった…。

本作は、『逃げるは恥だが役に立つ』『義母と娘のブルース』『婚姻届に判を捺しただけですが』など、TBS火曜ドラマが時々出してくる「偽装（契約）結婚」ものの一つ。

互いのメリットが一致。互いの家族への挨拶の後、挙式、同居までが描かれました。合間に、二人の現在の性格形成を示す回想シーン。キス2回とお姫様抱っこのキュンシーンも用意。

案外似た者同士と気がついた二人。今後徐々に距離を縮めると同時に、綾華の初恋の相手である神山絢斗（坂東龍汰さん）が東郷の嫉妬の対象になるなど絡んでくるのでしょう。最終的には周囲にも契約結婚がバレ、一度別れかけるも…ハッピーエンドかな。

なお、本来の神山役は中川大志さんだったと「東スポ」が報じています。

育児休業中の刑事・秋月春風（金子大地さん）が、ある日、法医学者の姉・涼子（前田敦子さん）と生後４か月の息子・蓮くんが事件に巻き込まれるコメディテイストのホームドラマ＆ミステリー『育休刑事』の初回。

県警本部・捜査一課の秋月春風巡査部長は、絶賛育児休業中。妻の沙樹（北乃きいさん）とともに４か月の息子・蓮君の育児に奮闘中だ。そんなある日、春風は法医学者の姉・涼子と蓮君と３人でお出かけ中に、質屋の強盗事件の人質になってしまう。

主人公と姉のバディもの。大河ドラマ『鎌倉殿の13人』では、気性が激しく好色家な源頼家を演じた金子さんですが、今回は一転して、温厚な愛妻家で子煩悩なパパを上手く演じています。

一方の前田さんは、『古畑任三郎』の田村正和さんを真似た推理ぶりなど、思いっきり振り切っているのが清々しい。

事件は質屋の主人（片岡鶴太郎さん）の自作自演。娘に暴力を振るい、孫を突然死に追いやった娘婿を殺害、復讐するためでした。

事件そのものは悲しいものでしたが、ドラマ全体としては明るいテイストで面白く。NHKドラマではあるあるですが、赤ちゃんは可愛いですし、育児の知識の勉強にもなりそうです。