ドラマ日記『#リモラブ』(初回)

緊急事態宣言により、ドラマ撮影現場がストップする中、次々と生まれたリモート(撮影)ドラマ。あれから数か月。地上波ゴールデンの連続ドラマとして、初めて“コロナ禍の日常を描く『#リモラブ』がスタート。

「ソーシャルディスタンス」「テレワーク」「リモート飲み会」など、すでに懐かしい言葉が飛び交う本作。「Go To」でずいぶん戻り始めた現在からすると、やや出遅れ感もありますが、これは敢えてで、回を重ねる中で回収されるのでしょう。

主人公・ 大桜美々(波瑠さん)は、学生時代に多少は恋愛していたものの、社会人以降はサボっている「恋愛弱者」という設定ですが、冒頭から、学生時代を再現。恋愛トラウマにより、男性を食べ物に例えるようになった経緯と、数々の恋愛遍歴が描かれました。

冒頭の描写から大桜が「恋愛黒帯」ぐらいには見えて、それだけにオンラインゲームで知り合った相手・檸檬さんに、あの程度のやり取りで恋をするという流れが、ちょっと無理がありますが(いきなりの連投メッセも怖い)、自粛生活の中で心が弱っていて思わず…ということでしょうか。

ラブコメという括りながら、ラブよりもコメディー寄り。波瑠さんの作品でいえば、『G線上のあなたと私』よりも、『サバイバル・ウェディング』や『もみ消して冬』路線のようです。ラブ部分は、檸檬さんを推理するという楽しみ方に変換が必要かも。

第1話から髙橋優斗さんらジャニーズを重用するなど、日本テレビらしい、櫨山裕子プロデューサーらしいコメディでした。にしても、男性が女性を食べ物に例えたら、炎上案件でしょうね、今なら。


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