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ドラマ日記 『春になったら』(第8話)&『ユーミンストーリーズ』(初回)

3か月後に結婚する娘・瞳(奈緒さん)と、3か月後にこの世を去る父・雅彦(木梨憲武さん)が、「結婚までにやりたいことリスト」と「死ぬまでにやりたいことリスト」を実現していく3か月間を描いた、笑って泣けるハートフル・ホームドラマ『春になったら』の第8話。

雅彦に認めてもらい、晴れて結婚することになった瞳と川上一馬(濱田岳さん)は、結婚式の内容を当初の予定から大幅に変更し、雅彦のための式にしたいと黒沢健(西垣匠さん)と森野舞衣(橋本マナミさん)に相談する。

一馬の息子・龍之介(石塚陸翔)の授業参観を見学した瞳。一馬をさし飲みに誘い、自分が死んだら今の家で一緒に暮らして欲しいと頼む雅彦。一馬の不安定な収入のことも考えてなんでしょうね。

そして、雅彦の最後の実演販売。体の痛みを堪えながら、バンバン売っていく雅彦。様々な関係者も集まる中、瞳は助産院の仕事で遅れますが、何とか間に合い。

子供の頃は父の実演販売が恥ずかしいと思っていた瞳ですが、帰ってきた雅彦に「本当にカッコよかった!」と声をかけ。

自分も子供の頃は、泥だらけで農作業をする母を、専業主婦でいつも綺麗にしている友達の母親と比べて、恥ずかしいと思っていましたが、亡くなって思い出すのはあの姿ですし、今では誇らしい。

松任谷由実さんの名曲からインスピレーションを得て、3人の小説家(綿矢りささん、柚木麻子さん、川上弘美さん)が生み出した3つの物語をドラマ化した『ユーミンストーリーズ』の初回「青春のリグレット」。 

青春を謳歌しながらも、いつも虚しさを感じていた菓子(夏帆さん)。一目惚れした浩介(中島歩さん)と結婚にこぎつけるが、4年で浮気され、夫婦関係が破綻しかけている。菓子はやり直すために浩介を旅行に誘うが、旅先で昔付き合っていた陸(金子大地さん)のことを思い出し…。

NHK夜ドラ枠で放送ということで、「青春のリグレット」編は15分×4話で構成。冒頭から、何事もそつなくこなし、適度に嘘を付き、男も仕事も手に入れてきた菓子が、テンポよく、少々皮肉っぽく描かれ。ナレーションは、ラジオで絶大な人気を誇る、ジェン・スーさんながら、評判は今一つ。

寝ている浩介の指を使って、スマホのスマホ認証を突破した菓子は、浮気の証拠を掴みますが、事を荒立てず、夫婦関係を再構築しようと高級コテージを借りますが…どれもこれもずれている二人。

菓子がバンバン遊んでいる大学生時代の回想シーン。飲み会で陸に、二人で抜けない?と声をかけられましたが、ジャージみたいなダサい服装の陸と、どんな理由で付き合い、「青春のリグレット」を感じることになったのか。

最後、浩介の体を求めた菓子でしたが、全力で拒否され、離婚を切り出されたところで初回終了。中島さんは、今期『不適切にもほどがある!』にも、キヨシ(坂元愛登さん)の担任役で出演していて、最新話ではサカエ(吉田羊さん)とまさかのPTA恋愛展開。


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