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ドラマ日記『ハヤブサ消防団』&『この素晴らしき世界』(第3話)ほか

スランプ気味の作家・三馬太郎(中村倫也さん)が亡き父の故郷、山間の“ハヤブサ地区”に移住。地元の消防団に加入したのを機に、太郎は連続放火騒動に巻き込まれる戦慄のホラーミステリー『ハヤブサ消防団』の第3話「山の怪異」。

ハヤブサ地区の町おこし動画用シナリオを書き上げたミステリ作家・三馬太郎は、映像ディレクター・立木彩(川口春奈さん)との打ち合わせに赴く。以前のそっけなさは消え、はつらつと企画を進める彩との会話に心地よさすら感じる太郎だったが、彩は“大事なこと”を太郎に隠していて――。

町長・村岡信蔵(金田明夫さん)のダメ出しを受けて、ドラマ制作は中止になったのに嘘をつく彩。その後も謎の女性・映子(村岡希美さん)との一緒のシーンがあるなど、彩の謎が際立った回。日刊ゲンダイの記事によれば、彩は「とんでもない食わせ者」だそうですが、果たして⁉

サブタイトルの「山の怪異」は、東京から遊びに来た中山田(山本耕史さん)と太郎が山中で幽霊らしき女性と出会ったから。アルバム整理していた太郎が気になった女性を探る中で、かつてその山中の川で自殺した山原倫子(小林涼子さん)とその娘・展子(小林さん二役)の存在が浮かび上がり、さらに彩につながり…。

消防団の部長・山原賢作(生瀬勝久さん)の家で火災が発生。消防団の分団長・宮原郁夫(橋本じゅんさん)の救命で、一命を取り留めた賢作。実は家に防犯カメラを設置していた賢作。映像には放火犯らしき人物とハヤブサ消防団の帽子が、犯人は団員の誰かなのか⁉

普段はスーパーでパートをしている主婦・浜岡妙子(若村麻由美さん)が、ある日を境に大女優・若菜絹代(若村さん)としてなりすまし生活を送る姿をコミカルに描くコメディー『この素晴らしき世界』の第3話。

女優気分を味わいたい妙子は、西條隼人(時任勇気さん)の制止を振り切り、若菜メイクのままテレビ局を出る。すると人気男性タレントの出待ちをしていたファンに何かを投げつけられてしまった。幸い投げつけられたのは水風船だったため大事に至らずに済む。

絹代の夫・夏雄(沢村一樹さん)の依頼で、芸能界のドン・國東統次郎(堺正章さん)と会った妙子。何とかやり過ごしましが、ちょっとだけボロが出て。

現実の芸能界でドンと呼ばれるのは、タモリさんらがいる田辺エージェンシーの田邊昭知さんでしょうが、かつて所属し、今も系列会社にいる堺さんを起用するという妙。

絹代を演じることにも慣れてきた妙子ですが、テレビコメンテーターとして出演した番組で、七瀬ほのか(足川結珠さん)の異変に気が付き、脳梗塞と判断。「かつて介護の仕事をしていた」と口走ってしまいました。

終盤、夜の森で誰かと二人で穴を掘る夏雄。そのそばには、第2話にも登場した謎の大型クーラーボックスが置いてあり…。絹代の死体というのはミスリードだと思いますけどね。

3年半付き合った恋人にフラれてしまった河合佳子(大原櫻子さん)が、部署一のイケメン後輩・結城真臣(松田元太さん)と秘密の“社内婚約状態”に。不意に始まった“1年”という期限付きのオフィスラブストーリー『結婚予定日』の初回。

「26歳で結婚、27歳と29歳で子供を産み、温かい家庭を築く」…そんな理想を夢みていた河合佳子は、29歳の誕生日直前に3年半付き合った恋人・保坂大輔(古屋呂敏さん)に別れを告げられてしまう。

栄転が決まった大輔を喜んだ桂子でしたが、いつ結婚できるかわからないからと別れを切り出され。ショック状態の桂子がたまたま真臣と出会い、失恋話を聞いてもらい。真臣の口から出てきたのが、一年間相手ができなければ自分と結婚しませんか、という突然の提案。

2人での残業を経て、距離が縮まり、食事に行くことに。その日は桂子の誕生日。今年の誕生日を一人で過ごすことになると思っていた桂子には、嬉しいサプライズでした。

1年後の結婚について、どうやら真臣は本気らしく。どうしてそこまでしてくれるのか質問する桂子。「河合さんが悲しい顔をしていると、私が困るんです」「私はただ河合さんに幸せでいて欲しい、私の望みはそれだけなんです」って、ほぼ好きって言ってる気がしますが、ピンと来ていない桂子。

まあまあ面白いです。

余談:親の七光り×2を避けて、地道に頑張ってきた趣里さんですが、朝ドラ『ブギウギ』に主演するにあたり、NHKとしては父・水谷豊さん、母・伊藤蘭さんに何らかの形で番宣に協力して欲しいだろうなあ。『SONGS』に水谷さんと伊藤さんがWで出演とかいいなあ。

水谷さんの「カリフォルニア・コネクション」「やさしさ紙芝居」、伊藤さんのキャンディーズ時代の「年下の男の子」「微笑がえし」を、スタジオでMCの大泉洋さんと聴く趣里さん、という構図を見てみたい。


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