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感情爆発から“手当て”まで 今週の『おかえりモネ』

モネ(清原果耶さん)と菅波先生(坂口健太郎さん)の相合傘からスタートした第13週。パラ選手である鮫島(菅原小春さん)が、紆余曲折を経て、強化選手に選考されるまでが描かれました。

水曜日の回では、スランプに苦しむ鮫島に、善意ではあるものの、不用意な発言をしてしまったモネ。感情を爆発させ、「あんたの話なんか知らんわ!」と声を荒げるシーンは、見ている方もドキッするほどの迫力がありました。

とはいえ、こうした感情爆発シーンが苦手だという人も多いようで、「怒鳴る人無理」「自分なら速攻でチーム鮫島から離脱」などのTLも。この辺りの演技や演出の匙加減の難しさを感じました。

感情の起伏の少ない“低体温”な主人公のモネをはじめ、穏やかなキャラクターが多い中で、感情爆発シーンは第29話の「助けられるならやってます!」の菅波先生や、第8週の及川家(永瀬廉さん&浅野忠信さん)でありましたが、今週の菅原さんのそれは、短いながらさらに強度の強い台詞でした。

大河ドラマ『いだてん』視聴者としては、神回だった第26話で、菅原さんの圧倒的な演技(しかも女優初挑戦)を何度も見返しているので、今回の感情爆発シーンも割と素直に受け入れられたんですけどね。

そして金曜日。先週「ある人の人生を奪ってしまいました」と語った菅波先生の真意を、モネがついに直接聴くシーン。過去の後悔を打ち明け、涙を浮かべる菅波先生に近づくモネ。抱きしめるのかと思いきや、まさかの背中なでなで。そうきたか!いや、それでいい。“低体温”カップルに幸あれ。

来週はいよいよ、『きのう何食べた?』のシロさん&ケンジコンビである、西島秀俊さんと内野聖陽さんがガッツリ共演。これは盛り上がりそうですね。で、「#俺たちの菅波」はモネパパに挨拶するのかな。

余談:『おかえりモネ』の放送は10月29日まで。一方、10月期のTBS火曜ドラマ『婚姻届に判を捺しただけですが』には、清野菜名さんと坂口さん共演との情報も(「週刊女性」)。同作はラブコメだけに、朝ドラと同時期に恋愛模様が描かれると混乱するなあ(ドラマ脳の心配性)。



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