公立中学校に試験導入された、学校内警察の刑事・嶋田隆平（藤原竜也さん）の活躍を描く『青のSP―学校内警察・嶋田隆平―』の第9話。生徒二人（米倉れいあさん、鈴木梨央さん）にラスボス疑惑が浮上しました。

浅村（真木よう子さん）は、進路志望先が親の意向と異なる相良（石井薫子さん）のことで頭を悩ませていた。一方、涌井（米倉さん）の進路相談には父親が現れる。その態度から、家庭内に問題があると考えた隆平は、美月を尾行。すると、向かった先には思わぬ人物が待っていた。

近年、頻繁に描かれる毒親ですが、娘をスター＆医者にしたい母親という、紋切り型のキャラではありましたが、西尾まりさんと堀内敬子さんの芝居だけに見入りました。西尾さんは元名子役ながら、『過保護のカホコ』など、最近母親役多し。堀内さんは朝ドラ『エール』の記憶がまだ残っています。

元教師の岡部（遠藤雄弥さん）が、予備校をクビになった逆恨みで、木島元校長（高橋克実さん）に発砲。一方、教室では別グループの尾崎（鈴木梨央さん）と涌井が、実は親しいことがわかり、涌井暴行事件と小川（明日海りおさん）の死の真相に、嶋田が疑惑の目を向けるという展開。

尾崎が教育長（升毅さん）の娘と確定。毒父二人への復讐と共通の夢（進学）をかけた策略だったということでしょうか。生徒役の中で、大河ドラマ＆朝ドラに主演（子役）している、一番メジャーな鈴木さんを温存していたのは、このためだったんですね。升さんとの『あさが来た』親子再共演。

続いて、ファッション雑誌編集部を舞台に、平凡女子・奈未（上白石萌音さん）の奮闘と成長を描く、お仕事＆ラブコメディー『オー！マイ・ボス！恋は別冊で（ボス恋）』第9話。再び潤之介が財力を見せました。

潤之介 （玉森裕太さん） からの、突然プロポーズに驚いた奈未は、咄嗟に答えてしまう。一方、MIYAVI編集部には、新編集長として麻美 （高橋メアリージュンさん）が現れ、事態が飲み込めない編集部一同。さらに、麗子が行方不明になっていると聞き…。

一旦は結婚に傾いた奈未でしたが、周囲が夢だ仕事だと外堀を埋めるものですから、せっかくのハリー・ウィンストンの指輪（推定400万円。『恋つづ』佐藤健氏からはティファニー推定500万円）を返す結果に。最終回前に、一旦二人を別れさせるという、どこまでもベタ路線を貫く模様。

麗子（菜々緒さん）と父（宇梶剛士さん）の確執はあっさり解消。これで麗子が後を継ぐ伏線ができましたが、なぜか『ショムニ』制服で備品管理部へ。最初から菜々緒さんにこの制服を着せたいがための、奈未の備品管理部志望設定だったわけですね。

最終回、中沢先輩（間宮祥太朗さん）にワンチャンあるのか？いや、ない（笑）。すでに心は次の同枠ドラマ『着飾る恋には理由があって』へ。連チャンでジャニーズ丸山隆平さんが出演ということは、主題歌は関ジャニ∞？TBS火曜枠は、これまでジャニーズ少な目でしたが、舵を切ったかな。