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女優ノート『広瀬アリスさん』

気になる女優さんの出演作についての覚え書き「女優ノート」。今回は、2021年秋ドラマ『ラジエーションハウスⅡ~放射線科の診断レポート』に出演する広瀬アリスさん。フォスタープラス所属。妹は女優の広瀬すずさん。

2009年、雑誌「seventeen」の専属モデルデビュー。2010年には、昼ドラ『明日の光をつかめ』の主役に抜擢。『黒の女教師』(2012年)、『35歳の高校生』(2013年)などの学園ドラマでもメイン生徒の一人を演じるなど、順調にキャリアを重ねていました。

2015年、妹・すずさんが『学校のカイダン』で連続ドラマ初主演、映画『海街diary』に出演するなど、いきなりブレイクした頃から「すずの姉」という印象に。そんな頃、存在感を示したのがドラマ版『釣りバカ日誌』シリーズ(2015年~)。アリスさんは、ヒロインのみち子役を演じました。

舞台は2015年の東京。大手ゼネコン「鈴木建設」に入社したハマちゃんこと浜崎伝助(濱田岳さん)は、子供の頃から“釣り”が大好き。ひょんなことから知り合ったスーさんという初老の男性(西田敏行さん)を釣りに誘うが、このスーさんはハマちゃんが勤める会社の社長だった…。

朝ドラ『わろてんか』(2017年)で、松尾諭さんと演じた漫才コンビ「ミス・リリコ・アンド・シロー」の熱演が評判を呼び、コメディエンヌ女優として高く評価されます。その後、滝藤賢一さんとコメディミステリー『探偵が早すぎる』(2018年)にW主演。

探偵・千曲川光(滝藤さん)は、父親の遺産5兆円を突如相続することになった十川一華(広瀬さん)を守る依頼を受ける。その遺産を奪い取ろうと、大陀羅一族が彼女の暗殺を仕掛けて来て…探偵が犯人を先回りし、仕掛けたトリックを解き明かし、阻止してしまう痛快コメディミステリー。

コミカルな役だけではない所を示したのが『知ってるワイフ』(2021年)。序盤のキレキレのモンスター妻から、タイムスリップ過去で、純愛少女・OLに激変。演技の幅と高さを示し、「すずの姉」を完全脱却。傑作です。

悩める夫が、タイムスリップで妻を入れ替えるファンタジーラブストーリー。銀行に勤務する剣崎元春(大倉忠義さん)は妻(広瀬さん)から叱責される日々を送っていた。ある日、元春は「過去に戻ることができる」と呟く奇妙な男(生瀬勝久さん)と出会い…。


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