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新ドラマ『スタンドUPスタート』&『リバーサルオーケストラ』ほか

フジテレビの水曜夜10時枠台といえば、バラエティー枠だったりドラマ枠だったりと変遷を繰り返しています。裏の日本テレビのドラマ枠が強いせいかも知れません。フジの水10枠で一番有名なのは『ショムニ』(1998年)でしょうか。江角マキコさんお元気ですかね。

同枠の過去の作品を振り返ると感慨深いものがあります。田原俊彦さん『逃亡者 The Fugitive』(1992年)、稲森いずみさん『ハッピーマニア』(1998年)、三浦春馬さん『僕のいた時間』(2014年)、沢尻エリカさん『ファーストクラス2』(2014年)、長瀬智也さん『フラジャイル』(2016年)。

今年『ナンバMG5』を皮切りに、再び復活した同ドラマ枠。来年1月期は、竜星涼さん主演『スタンドUPスタート』に決定。福田秀さんの漫画が原作で、脚本は『極主夫道』のモラルさんと、『おじさまと猫』の伊達さん。

主人公の三星大陽(竜星さん)は、自称“人間投資家”。投資会社の社長で、会社組織でうまくいかない人や生きづらさを抱えている人々に、「スタートアップ(起業)しよう!」と声を掛け、それぞれの持つ可能性を見いだしていく、人間再生ドラマ。

裏方イメージが強いテレビ局のドラマ演出家の方の中には、名の知れた有名な方が何人かいらっしゃって、映画監督なんかも手掛けたりしています。例えば、TBS日曜劇場でお馴染みの福澤克雄さんや、NHKの朝ドラ『あまちゃん』や大河ドラマ『鎌倉殿の13人』の吉田照幸さんとか。

フジテレビにも中江功さんという方がおられます。『愛という名のもとに』(1992年)、『ピュア』(1996年)、そして『Dr.コトー診療所』(2003年)と名作多数。劇場版コトーでも監督を務められるとか。そんな中江さんの妻が、朝ドラ『スカーレット』(2019年)の脚本家、水橋文美江さん。

『古見さんは、コミュ症です。』(2021年)も素晴らしかった水橋さんの新作『すきすきワンワン!』が、2023年1月期にスタート。岸優太(King & Prince)さんが主演で、浮所飛貴(美 少年 / ジャニーズJr.)さんが共演。

会社を辞め、自堕落な生活を送る26歳の男子・雪井炬太郎(岸さん)のもとに、ある日「僕はあなたの元飼い犬・てんです!」と名乗る謎の男・木ノ宮(浮所さん)が現われ…クズ男が元愛犬と再会し、愛し愛され成長していく感動の物語。

音楽を描いたドラマという一分野があります。音楽と言っても様々ですので、クラシックだったら『のだめカンタービレ』、合唱だったら『表参道高校合唱部!』、作曲家でしたら朝ドラ『エール』とか。

『のだめ』にも登場はしていましたが、オーケストラを描いたドラマは案外少ないように思います。撮影時間が限られるテレビだと、なかなか厳しいのでしょう。映画なら『オーケストラ!』や『リトル・マエストラ』など結構ありますが。

そんなオーケストラを描くドラマ『リバーサルオーケストラ』が、来年1月から放送。主演は門脇麦さん、共演に田中圭さん。脚本は『最愛』の清水友佳子さん。

元天才ヴァイオリ二ストで、今は超地味な市役所職員の谷岡初音(門脇さん)が、強引すぎる変人マエストロ・常葉朝陽(田中さん)に巻き込まれ、地元のポンコツオーケストラを一流オケに大改造する、一発逆転の音楽エンターテイメント。





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