東大阪市と長崎県・五島列島を舞台に、空高く飛びたいと夢見る舞（浅田芭路さん→福原遥さん）が、パイロットになるべく努力を重ね、やがて夢の飛行機作りに情熱を燃やす朝ドラ『舞いあがれ！』の第10週「別れと初恋」。

柏木（目黒蓮さん）が舞に対し、「俺、お前のこと…」と口にしたシーンで終わった先週金曜日を受け、やはり告白未遂だった月曜日。退学がかかるプリソロチェック前日にも関わらず、舞はなかなか眠ることが出来ず。翌日、柏木を避ける舞でしたが、円陣組んでGO！

プリソロチェックが行われた火曜日。柏木は合格。舞もなんとか合格。しかし、水島（佐野弘樹さん）は不合格、そして退学することに。最後まで明るく振舞おうとする水島に、柏木が「素直に悔しいって言えよ」「お前は絶対ダメなんかじゃない」と涙の訴え。水島も号泣し、舞が「私ら、ここ出ても仲間です」と抱き合い。

退学する水島を皆で見送った水曜日。仲間で予習する場に来ない柏木を慮って、パジャマ姿で部屋を訪れた舞。ノートを忘れた舞を柏木が追いかけるも守衛の気配を感じて、食堂の机の下に隠れると舞もそこに（笑）。ここで告白というベタ過ぎる展開は、ソロフライトの緊張感との緩急!?

一方、告白されたことを早速、久留美（山下美月さん）に報告した舞。多忙過ぎて恋どころではないという久留美でしたが、医師の八神蓮太郎（中川大輔さん）といい感じ。まあ、久留美ほどの美人看護師を、医師が放っておくわけはないのでしょうが、それもまたベタではあります。

「努力してもパイロットになれない学生はいる」という大河内教官（吉川晃司さん）の言葉に、水島の無念をオーバーラップさせたのか、舞は謎の反発。「私、教官に負けたくないんです」と宣言。それでも特訓につきあってくれる大河内教官の度量の広さよ。

なんとか着陸が上手くなった舞でしたが、久しぶりに高熱を出してしまい…。一方、舞の兄・悠人（横山裕さん）は、お好み焼き屋「うめづ」で、母・めぐみ（永作博美さん）に捕まり、口論。悠人も工場も、悪い予感しかしない…。

熱を出した舞に、柏木と大河内教官がアイスを差し入れた金曜日。舞は教官に「何のために訓練してるのか分かりません」と告白。教官は「なぜパイロットを目指したんだ。それを思い出せ」と、迷走する舞に初心を思い出せとアドバイス。

この日の『あさイチ』ゲストは吉川晃司さん。尖っていた若き日の自分のインタビューを見ながら、恥ずかしさで死にそうになっている姿が最高に面白かったです。そして「若さは愚かと同義。だからこそ素晴らしい」の名言。今週の『舞いあがれ！』を総括する言葉でもありました。

余談：『鶴瓶の家族に乾杯』に、嵐の二宮和也さんが登場。ぶっつけ本番の旅だけに、一般の人たちもいきなりニノが現れたら、それは驚くでしょうね。さすがのバラエティー慣れ＆引きの強さを発揮した前半でした。