見出し画像

ドラマ日記『どうする家康』(第45話)&『セクシー田中さん』(第6話)

今川家の人質としてひっそり生涯を終えると思っていた元康(後の徳川家康=松本潤さん)が、個性派だらけの家臣団の助けを借りながら、乱世に飛び込んでいく、スピード感あふれる波乱万丈のエンターテイメント『どうする家康』の第45話「二人のプリンス」。

関ヶ原で敗れ、牢人となった武士が豊臣のもとに集結していた。憂慮した家康は、秀頼(作間龍斗さん)を二条城に呼び、豊臣が徳川に従うことを認めさせようとする。しかし、初めて世間に姿を見せた秀頼の麗しさに人々は熱狂。

牢人たちも豊臣側に続々と集結。危機感を持った家康は、秀頼を二条城に呼び、臣下の礼を取らせようとしますが、まんまと秀頼にしてやられます。『コタツがない家』にも出演中の作間さんが、中々見事でしたね。

息子の秀忠(森崎ウィンさん)のためにも盤石な体制を作っておきたい家康でしたが、年齢的なこともあり苦悩。久しぶりに今川氏真(溝端淳平さん)と再会するシーンが、今回のもう一つの見せ場でした。

今川家で兄弟のように育ちながら、闇落ちした氏真を救った家康が、今度は心情を吐露できる唯一の存在として氏真に救われ。サブタイトルの「二人のプリンス」は、秀頼と秀忠の他に、かつてのプリンスであった氏真と家康のことも表していたダブルミーニング。

終盤、秀頼が再建した方広寺の鐘銘に、「国家安康」「君臣豊楽」の文字があることが発覚。いわゆる「方広寺鐘銘事件」の勃発で、次回「大坂の陣」につながっていきます。

地味で友達も恋人もいないアラフォー、経理部の田中(木南晴夏さん)の裏の顔は、超セクシーなベリーダンサー。その正体を知った同僚の派遣OLの朱里(生見愛瑠さん)。正反対な2人の関係性が化学反応を起こすラブコメディー『セクシー田中さん』の第6話。

憧れのベリーダンサー愛子先生(未唯mieさん)に、ステージへ引っ張り出されてしまう田中さん。私服&すっぴんながらも心を決め、ステージ上で自分を解放してしまう。さらにそのダンス動画がプチバズったことで、田中さんがベリーダンスをしていることが会社で広まってしまい…

通常運転でやり過ごそうとした田中さんでしたが、体調不良で会社を休んでしまい。心配して田中さん宅にやってきた笙野(毎熊克哉さん)。自虐的な田中さんに向かって、「ズバリ、宣伝不足です。田中さんをちゃんと知れば、みんな田中さんを好きになりますよ」と、それほぼ告白(笑)。

さらに、田中さんのダンスの評判を聞いて、同僚たちが「Sabalan」へやってくると、舞台に立つはずの田中さんは再び体調不良に。このピンチを救ったのが「ダラブッカ」初心者の笙野と三好(安田顕さん)。二人の演奏で場をつなぎ、窮地を脱しました。

田中さんと笙野、朱里と小西一紀(前田公輝さん)のカップル成立が射程に入ってきましたが、まだ4話ぐらいあるので、三好さんも含めて波乱があるのでしょう。シスターフッド的なところからスタートした本作ですが、一応ラブコメと謳ってますし。


この記事が参加している募集

テレビドラマ感想文

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?