年収1000万円を超える“高収入バリキャリ女子”の鏑木都（SUMIREさん）が、夢だった画家になるため、働きながら東京芸術大学を受験する、ヒューマンラブストーリー『階段下のゴッホ』の初回。

大手化粧品メーカー山茶花堂で働く高収入女子の都は、働きながら美大受験を目指すべく、美術予備校の門戸を叩くことに。そこで、天才的な画力の持ち主だが、東京藝大目指して六浪中のダビデ像のように端正な顔立ちの青年・平真太郎（神尾楓珠さん）と邂逅する。

子供はだいたい絵をかくのが好きで、親もにこやかにそれを見ていたりするものですが、いざ「将来は画家になりたい」と言ったとしたら、「絵で食べていけるわけがない」と諭すかも知れません。主人公もそんな子供の頃の経験から、絵に対する想いを封印してたのですが…という初回。

SUMIREさんは前クール『魔法のリノベ』にレギュラー出演指定ましたが、知名度はまだ高くはなく（浅野忠信さんとCHARAさんの娘）。天才役が良く似合う神尾さんの存在感が大きい作品だなと。

都の上司役に朝井大智さん。『最愛』では長谷川博己さんに似た大学院生役が印象的。予備校の生徒役で高橋侃さん。『卒業タイムリミット』でも重要な役どころでした。無難なスタートながら、なかなか面白そうです。

続いては次の朝ドラの番宣番組『もうすぐ！連続テレビ小説「舞いあがれ！」』。ドラマのあらすじを映像と共に紹介。出演者インタビューやメイキング映像も。ドラマ全体の構成も割としっかりしている印象。以下、大まかな流れ。

病弱だった東大阪の主人公が、祖母の住む五島列島で療養生活。ばらもん凧と出会い空を夢見る（性格も活発に変化）→「浪速大学」人力飛行機サークルで活動→航空学校に入学するも挫折→夢の飛行機づくりに邁進（たぶん舞台の一つである東大阪の町工場の技術が活きて成功）。

恋愛模様でいうと、幼馴染枠が赤楚衛二さん、大学の先輩枠が高杉真宙さん、航空学校同期枠が目黒蓮さん。本命は赤楚さんと予想。兄役の横山裕さんは曲者キャラで、『ちむどんどん』のニーニーほどではないですが、ちょっと心配（笑）。

『舞いあがれ！』で主人公（福原遥さん）の父親役を演じている高橋克典さんが、昨夜の『鶴瓶の家族に乾杯』に登場。三重県鈴鹿市を散策。ラーメン二杯食べるとか、まだまだ元気。

高橋さんは、『舞いあがれ！』ではネジ工場の社長役なんですが、ネジと言えば鶴瓶さんも『半沢直樹』でネジ工場を経営していました。当時の融資担当だった大和田（香川照之さん）の策略で自死。半沢は形見のネジを常に持ち歩いているという設定。前後編で、来週はネジ談義があるようです。

最後に番組情報を二つ。まず最初は新番組『ヒロイン誕生！ドラマチックなオンナたち』が、NHK総合（毎週月曜23時）にて10月3日から始まります。『ヒロイン誕生!朝ドラな女たち』のタイトルでパイロット版がつくられていたものが、少し対象を変えてレギュラー化。

時代時代の中で新たな世界を切り開いた輝くヒロインを発掘。新進の若手女優が体当たりで演じます。ドキュメントとドラマでヒロイン誕生の瞬間を見届けてください！

初回は「歌手・作詞家 坂井泉水（ZARD）×河村花」。第2回は「おばあちゃん女優 北林谷栄×上坂樹里」、第3回は、「消しゴム版画家・コラムニスト ナンシー関×田牧そら」のラインナップ。ナンシー関さんファンなので、楽しみです。

続いては、好評放送中の大河ドラマ『鎌倉殿の13人』の最終回が、12月18日に決定（全48話）。また、10月9日は本編放送を休止し、「『鎌倉殿の13人』応援感謝！ウラ話トークSP～そしてクライマックスへ～」が放送されます。

小栗旬さん、小池栄子さん、坂口健太郎さん、坂東彌十郎さん、佐藤二朗さんが出演。テレビプロデューサーの佐久間宣行さんと杉浦友紀アナウンサーがＭＣ。ドラマを裏話とともにこれまでを振り返り、クライマックスの見どころを語るそうです。