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ドラマ日記『青天を衝け』(10話)『結婚できないにはワケがある。』(初回)

“日本資本主義の父”と呼ばれる、渋沢栄一(吉沢亮さん)の激動の人生を描く、大河ドラマ第60作『青天を衝け』の第10話。新木優子さん(『あのコの、トリコ。』)、波瑠さん(『サバイバル・ウェディング』)に続いて、橋本愛さんにもバックハグな吉沢さんでした。

再び江戸を訪れた栄一(吉沢亮)は、尊王攘夷の風を感じ、草莽の志士に目覚めていく。一方幕府は老中・安藤信正が、孝明天皇(尾上右近)の妹・和宮(深川麻衣)の将軍・家茂(磯村勇斗)への降嫁を進め、朝廷との結びつきを強めようとしていた。そのことは尊攘派の怒りに火をつけ…。

幕府パートがメインだった先週から一転、今週は栄一メイン回で、草彅剛さん演じる慶喜は1シーンのみ。どうやら、7年ぶりの『行列の出来る法律相談所』出演で忙しかったようです(嘘)。

新婚なのに1か月以上も家を留守にし、江戸で草莽の志士気分に浸り、やっと帰ってきたと思ったら、「お前に会いたかった」からのバックハグ。そして千代が懐妊、栄一大はしゃぎ。まとめると大体こんな感じ。

桜田門外の変のように、暗殺(テロ)が歴史を動かすことは稀であって、多くは犬死に。必要なのはこの世の仕組み(体制)を変えること、と気がついた栄一。首相の首をいくらすげ替えたところで、たいした変化なし(むしろ年々悪化)。本当に必要なことは…現代社会に通じる話でもあります。

続いては、結婚を夢見る女性社員のまりこ(若月佑美さん)と、エリート課長ながら人形を愛する富澤課長(速水もこみち)との不思議な三角関係ラブストーリー『結婚できないにはワケがある。』の初回。

富澤課長に好意を寄せるまりこ。無意識に彼の住むマンションに向かうと、空から人形が降ってくる。まりこは、ほつれた人形を修復し、ベンチに座らせて帰宅。翌日、出社すると、富澤課長がカバンの中から、昨夜の人形を取り出し…。

「クセが強すぎるイケメン上司シリーズ第2弾」と銘打たれた本作。昨年、速水さんがドM社長役で主演した『この男は人生最大の過ちです』と同様に、予想の斜め上をいく、ぶっ飛んだ内容でしたが、案外見やすい仕上がりに(24分ですし)。

「常に大きなカバン(人形入り)姿が怪しすぎる」「ラブホで人形に行為を見せるな」など、突っ込みながら楽しむのが正しいのでしょう。若月さんのキスシーンもありましたし、速水さんと同じ研音所属の元NGT48の山口真帆さんは連ドラレギュラーは初かな。


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