デパート業界が活況だった頃、百貨店を舞台にしたドラマが時々制作されていましたが、美容部がメインというのはちょっと記憶になく。今回のドラマはそういう意味でも新鮮。

百貨店を舞台にしたドラマと言えば、宮沢りえさん『東京エレベーターガール』、堂本剛さん『元カレ』、香理奈さん『リアル・クローズ』などがありますが、今回は西武池袋本店の化粧品売り場で撮影されているようです。

「メイクする理由から現代女性の生きざまを描く」というテーマで、男性にはちょっと関心が薄いかも知れませんが、毎回ゲスト主役という形で、一人の女優さんの演技を堪能できるようです。

初回のゲスト主役は元AKBの島崎遥香さん。メイクを追求するあまり、「マリー・アントワネット」と陰口を叩かれるようになった会社員・笑子を演じていました。

すっぴん好き、ナチュラルメイク好きな男性も描かれ、少し自信を無くし、揺れ動く笑子に寄り添い、さりげなくアドバイスするビューティーアドバイザー（神崎恵さん）という流れ。

「メイクに正解はない」「私の価値は私が決める」「自分がなりたい自分になるためにメイクする」と、初回でこのドラマが伝えたいメッセージは、全て出てしまったような。

次回は『とと姉ちゃん』『ノーサイド・ゲーム』などで知られる阿部純子さんが漫画家役でゲスト主役。これも楽しみ。ちなみに、彼女は次の朝ドラ『おちょやん』にも出演します。