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ドラマ日記『猫』(初回)

余命宣告を受けたみねこ(小西桜子さん)とフリーター・光司(前田旺志郎さん)が、一匹の“猫”をきっかけに出会い、カップルとなっていくラブストーリー『猫』が14日スタート。

日本の映画やドラマで難病物が多いのは「貧困や差別といった本当の悲劇から目を逸らしているからだ」と映画評論家の町山智浩さんは喝破していましたが、本作も一種の難病物ということで、正直あまり期待してませんでしたが、意外にも当たりドラマでした。

偶然の出会いから、同居生活、そして告白まで、何気ない日常がMVを見るかのように美しく切り取られていきます。とにかく、小西さんの表情がいい。そして演技も上手い。前田さんも前クール『荒ぶる季節の乙女どもよ。』から一転、押さえた演技で小西さんに応えます。

今回は1シーンだけだった魚屋のオヤジ役の渋川清彦さんもいいアクセント(今期は『恋する母たち』にも出演)。今後も酒井若菜さんや吉沢悠さん、石田ひかりさんが登場予定でそこも楽しみ。

エンディングは当然、本作のモチーフになった、シンガーソングライターのあいみょんさんが作詞作曲を担当し、DISH//(北村匠海さん)が歌う「猫」が流れるのですが、それだけでなく北村さんら本人も顔出し。これはちょっとやり過ぎというか、文字通りの蛇足。



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