天才で理屈っぽいひねくれ者の小勝負勉（坂口健太郎さん）と、実直で感情のままに行動する元刑事・白熊楓（杏さん）の二人による、公正取引委員会を舞台にした、凸凹バディのエンタメミステリー『競争の番人』の第9話。

小勝負は「談合の件で」と国交省の者と名乗る人物に電話で呼び出された。待ち合わせ場所に行った小勝負は、刃物を持った人物に襲われる。すると、小勝負を身を挺してかばった本庄（寺島しのぶさん）が刺されてしまった。この件で小勝負は勝手に調査をしたとして謹慎処分になってしまう。

意識が戻らない本庄の私物から、本庄が『ラクター建設』の木下健一（石井正則さん）と会う約束をしていたことを突き止めた小勝負。再開発プロジェクトの談合をまとめるラクター建設の樋山（平原テツさん）の存在を知り…。

談合の黒幕である国土交通省事務次官・藤堂清正（小日向文世さん）の娘・環（前田亜季さん）の協力を得て、談合場所らしき喫茶店に突入した小勝負たちでしたが、実はそれは藤堂の罠で別談合。緋山が逮捕され、また振り出しに。

そして、小勝負の前に現れた藤堂が「これ以上、私を追っても無駄だ」と言うのに対し、「俺は諦めませんよ。弱くても戦いますよ」と小勝負。藤堂は「弱い者は排除します。それが世のためです。邪魔です」と。過去に何かがあって、こういう信念を持つに至ったってことなんでしょう。

余談：昨日の『安住紳一郎の日曜天国』も安定的な面白さ。初代しょうゆ大使の安住さん＆リスナーが語る、千葉県における醤油メーカーの仁義なき戦い（放送9分25秒頃から）。