“記憶障害の脳外科医”という前代未聞の主人公・川内ミヤビ（杉咲花さん）が、変わり者の脳外科医・三瓶友治（若葉竜也さん）と出会い、目の前の患者を全力で救い、自分自身も再生していく新たな医療ヒューマンドラマ『アンメット ある脳外科医の日記』の第2話。

三瓶友治の助手として、記憶障害の川内ミヤビが手術に参加したことは大きな波紋を呼び、ミヤビの主治医である大迫紘一（井浦新さん）は、「危険極まりない行為だ」と院長の藤堂利幸（安井順平さん）に猛抗議。看護師長の津幡玲子（吉瀬美智子さん）もそれに同調する。

高校サッカー強豪校のエース・鎌田亮介（島村龍乃介さん）が倒れ、「左半側無視」という後遺症が判明。必死のリハビリで、日常生活が出来る程度に回復するも、サッカー選手としてはもう無理。それでも寄り添うミヤビは、自分の病気のことを明かし。

相手チームを分析し、戦略を考え、仲間に伝えた亮介。チームはそれを活かし、見事全国大会進出を決めました。亮介が応援していたテレビ画面の向こうには、喜びを分かち合うチームメイトと亮介のユニフォーム、そして分析ノート。一緒に勝ち取った優勝でした。毎話、きっちり感動シーンを入れてくるのもいいですね。

そしてラスト。ミヤビを呼び出した三瓶は「僕たちは婚約していました」と告白したのでした。元カレだとは思っていましたが、まさか婚約までいってたんですね。

さまざまな男を手玉に取ってきた百戦錬磨の女性結婚詐欺師・朝倉すみれ（松本まりかさん）35歳が、突然結婚詐欺から足を洗って、本気の婚活に乗り出すエンタメラブストーリー『ミス・ターゲット』の初回。

朝倉すみれは、数々の悪い男から大金を巻き上げてきた結婚詐欺師。狙った「的」を決して逃さない“ミス・ターゲット”として暗躍しているが、そんな彼女が突然、結婚詐欺から足を洗って、本気の婚活を始めると宣言。男の基準はズバリ「金」。

冒頭、ウエディングドレス姿のすみれが、警察に逮捕されるシーンからスタート。そこから2か月遡り、次々と悪党たちへの結婚詐欺を成功させる場面が描かれました。『不適切にもほどがある！』で話題を呼んだ、八嶋智人さんも闇金役で登場。

婚活の為、マッチングアプリで高収入な男性・榊原誠（久保田悠来さん）にターゲットを絞ったすみれでしたが、食事の後にホテルを用意してあったことから拒否。追ってくる榊原から助けてくれたのが、和菓子職人の村松宗春（上杉柊平さん）でした。

宗春もマッチングアプリデートで、父・竜太郎（沢村一樹さん）の高価そうな服装一式を借りていたことから、すみれは値踏みし鞍替え。しかし、すぐに金持ちでないとわかり、あっさり別れます。

しかし、すみれが母の形見の1万円札入りのバッグを盗まれ、それを宗春が仲間たちと共に犯人を探してくれたことから、最後は「ちょっとだけ」興味を持ったようです。

令和版『やまとなでしこ』ともいえる本作。『やまとなでしこ』の主人公・桜子（松嶋菜々子さん）は幼少期に極貧だったので、玉の輿に固執。しかし、魚屋の欧介（堤真一さん）と恋に落ちてしまう。すみれも子供の頃、貧乏だったからこそお金に強い執着があるも、宗春と出会ってしまいました。

ラスト。宗春の父・竜太郎は、ミス・ターゲットを追う警部補と判明。正体を知らないすみれと竜太郎。その対面とその後の攻防も見どころになりそうですね。

余談：昨日のNHK『土スタ』ゲストは、『VRおじさんの初恋』で連ドラ初主演中の野間口徹さん。芸能界の友人が少ないという野間口さんのために、一肌脱いでインタビューに答えたのは小栗旬さん。昔共演したドラマ仲間で、たまに食事に行くそうです（西島秀俊さんや新木優子さんも一緒）。