見出し画像

ドラマ日記『silent』(第10話)

高校時代、本気で愛するも別れてしまった紬(川口春奈さん)と想(目黒蓮さん)が、8年の時を経て偶然の再会、寄り添いながら現実を乗り越えていくラブストーリー『silent』の第10話。

紬の部屋にCDを借りにきた想は、2人の距離が近づいていく中で、紬の笑顔を見るたびにうれしくなる反面、ふと紬の声が自分に聞こえてこないことを寂しく感じてしまう。

男女が「つきあう」というのは、当事者たちの“主観”と再認識した第10話。紬が想を部屋に誘い、ハグした第7話を目撃した視聴者としては、二人は当然「つきあう」状態と認識していましたが、紬と想の気持ちとしては“寸止め”だったと。

病気が発症し、紬に突然の別れを切り出した理由(電話で会話できない、一緒に音楽が聴けない)が、再会して現実のものとなり苦しんでいた想。声だけが思い出せないと。

病気のことはよくわかりませんが、声が思い出せない、ってことがあるのかなとちょっと思いました。突然死した幼馴染も、自死した同期も、はるか昔に付き合った彼女も、声だけはありありと思い出せますけどね。

声を通してのコミュニケーションが出来なくなった二人ですが、春尾(風間俊介さん)が奈々(夏帆さん)に語った「結局は伝えたいとか、受け取ろうとか、そういう気持ちがあるかどうかなんだと思う」という着地点に辿り着けるのかな。

いよいよ明日、最終回。

余談:今日のTBSラジオ『赤江珠緒たまむすび』のレギュラーパートナーは、博多華丸・大吉の大吉先生(吉岡廣憲さん)。『M-1グランプリ2022』のエピソードも語ってくれるでしょう。普段聴いていない方も是非。



この記事が参加している募集

テレビドラマ感想文

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?