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政治的な家と『女王の教室』

日本人は家族や友人、職場の同僚などと政治的な話(議論)をあまりしないといわれていますが、個人によって、あるいは各家庭によってもグラデーションはあると思われます。

例えば、親族に現役の議員がいれば、政治的な話は避けられないでしょうし、何かしらの市民運動に関わっている両親がいれば、子供にも影響があるでしょう。あるいは、どこかしらの党員だったり、政党系の新聞を購読しているならば、一般家庭よりは政治に対して敏感かも知れません。

我が家の場合、政治の匂いが少しだけする家庭でした。子供の頃、父は保守系の議員の応援みたいなことをしていて、座敷には、大臣からもらった「真実一路」の書。議員という生きものから、一番遠い言葉ですけどね(笑)。

昔の選挙ですから、当然表もあれば裏もあり。いわゆる「口利き」といわれる話も日常。社会の裏と表について、子供の頃から散々聞かされていましたが、その後の自分の歩みを振り返ると、どうやら逆効果だったようです。

では最後に、ドラマ『女王の教室』から名言。この国の支配者層と、その代理人ともいえる国会議員たちの本質を、上手く表しているようにも思えます。

いい加減、目覚めなさい。

日本という国は、特権階級の人たちが楽しく幸せに暮らせるように、あなたたち凡人が安い給料で働き、高い税金を払うことで成り立っているんです。

そういう特権階級の人たちが、あなたたちに何を望んでるか知ってる?

今のままずっと「愚か」でいてくれればいい。世の中の仕組みや不公平なんかに気づかず、テレビや漫画でもぼーっと見て、何も考えず。

会社に入ったら上司の言うことをおとなしく聞いて、戦争が始まったら、真っ先に危険なところへ行って戦ってくればいい。

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「無党派層は寝ていてくれていたらいい」…計らずも、与党政治家の本音を漏らしてくれた、東京五輪組織委員会会長で、元総理の森喜朗さんの、かつてのお言葉。彼の唯一の政治的「レガシー」。


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