見出し画像

女優ノート『天海祐希さん』

気になる女優さんの出演作についての覚え書き「女優ノート」。今回は、2021年夏ドラマ『緊急取調室』に主演する天海祐希さん。研音所属。

宝塚歌劇団の伝説のトップスターだった天海祐希さん。1995年に退団。『離婚弁護士』シリーズ(2004、2005年)辺りから、主演女優としての地位を確立。賛否を巻き起こした『女王の教室』(2005年)の最終回視聴率は25.3%と、この頃から“視聴率女王”と呼ばれることも。

画像1

今に続く「強い女性」「理想の上司」のイメージを定着させたのは、『BOSS』シリーズ(2009、2011年)だったかも知れません。天海さんは米国帰りの女性キャリアで、「特別犯罪対策室」室長役。同期役で、同じ研音の竹野内豊さんとの絡みも楽しい。

米国帰りの元キャリア・大澤絵里子(天海さん)は、警視庁捜査一課に新設された「特別犯罪対策室」の室長を任されることに。しかし、集まった部下はひと癖もふた癖もある“キワモノ”ばかりで…素行や性格に問題のある刑事たちのボスに就任した女性と、その仲間の活躍を描いた本格刑事ドラマ。

天海さんの作品で一番のおすすめは、ちょっと遡りますが『ラストプレゼント 娘と生きる最後の夏』(2004年)。天海さんは余命僅かな建築士役で、元夫役に共演が多い佐々木蔵之介さん。娘役の福田麻由子さんが抜群に上手くて。 槇原敬之さんの主題歌「僕が一番欲しかったもの」に号泣必至。傑作。

建築士の明日香(天海さん)は、自分が癌に冒されていることを知り、2年ぶりに娘(福田さん)に会いに行くが、そこには元夫(佐々木さん)の再婚相手・有里(永作博美さん)がいた。余命3ヶ月と宣告された主人公が、かつて捨てた娘と「最後の夏」を精一杯過ごす様を描いた作品。

画像2

最後は映画『チア☆ダン〜女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話〜』(2017年)。もうちょっとタイトルを何とかすればよかったにとは思いますが、天海さんはチアリーダー部の鬼コーチ役を好演&はまり役。傑作。

高校に入学したひかり(広瀬すずさん)は、サッカー部の孝介(新田真剣佑さん)を応援したいためだけにチアダンス部へ入部するが、待ち受けていたのは、顧問の鬼教師・早乙女薫子(天海さん)による超厳しいスパルタ指導。“全米大会制覇”に向かって、女子高生たちの夢への挑戦が今、始まる。


この記事が参加している募集

コンテンツ会議

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?