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「福来スズ子」誕生…今週の『ブギウギ』

銭湯の看板娘から“ブギの女王”と呼ばれる戦後の大スターになっていく花田鈴子(澤井梨丘さん→趣里さん)が、暗い戦争の時代や、燃えるような恋と別れなどを乗り越え、人々に勇気と希望を与えていく朝ドラ『ブギウギ』第2週「笑う門には福来る」。

鈴子が梅丸少女歌劇団(USK)に入団し、研修生としての生活が始まった月曜日。男役トップスターの橘アオイ(翼和希さん)が新人教育係となり、返事や挨拶など基本的なところから徹底的に叩き込まれていきます。

一方の娘役トップスターの大和礼子(蒼井優さん)は物静かで、この時点までセリフはなく。その華麗な舞と本番後も黙々と自主練する姿で、鈴子の憧れの存在に。礼子が家出同然でUSKに入団したことも明かされました。

過酷なレッスンに耐え切れず、ひと月で研修生が半分になっていた火曜日。林部長(橋本じゅんさん)から、桜庭辰美(木村湖音さん)の家庭事情を知った鈴子は、いつも弁当を持参しない辰美のために、もう一個弁当を用意し、あげようとするお節介。辰美は受け取りを拒否し、怒ってしまいます。

初めて舞台の裏方を任された鈴子たちでしたが、白川幸子(小南希良梨さん)が大失敗。アオイの衣装の羽を忘れてしまったのでした。しかし、それでも舞台で精一杯踊ったアオイのプロ根性。その後、辰美と幸子が大喧嘩。巻き込まれる鈴子と、それを眺める林部長。

自主練する礼子が鈴子と言葉を交わした水曜日。礼子はプロとしての矜持や同期の大切さを語りました。そしてUSK初の単独公演が決定。喜びを嚙みしめ合う礼子とアオイ。

鈴子ら研修生3人の内、一人だけ出演デビューできることに。梅子は辰美と幸子に、梅丸愛だけは負けないと宣言し、「誰がデビューか決まるまではあんたらと口利かへん」と言ったところで倒れてしまいました。

鈴子の病気が百日咳かも知れないと、熱々先生(妹尾和夫さん)が診断した木曜日。臥せった鈴子に、母ツヤ(水川あさみさん)は食べたいものを聞くと、季節外れの桃を所望。ツヤはあちこち探しまわりますが見つからず。すると、ゴンベエ(宇野祥平さん)がどこからか桃を手に入れてきて。

桃効果なのか、熱々先生の誤診なのか、鈴子はすっかり完治。そこに辰美と幸子が見舞いにやってきて。鈴子は仮病で一芝居するも、弟・六郎(又野暁仁さん)のまたもやのネタばらし。3人は一緒に銭湯に入ってすっかり仲直りしました。

一人のはずが、鈴子と辰美と幸子のデビューが決まった金曜日。林部長から芸名を考えて来るよう言われた鈴子は、ツヤに相談。「笑う門には福来る」から「福来スズ子」と名付けました。

単独公演初日。USKのレビューシーンが本格的。鈴子ら3人も無事初舞台を乗り切り、観客らからは大きな拍手。それから6年。一人前のレビューガールとなった「福来スズ子」役として趣里さん登場。澤井梨丘さんからのバトンタッチが違和感なし。


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