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母親役女優~2023年冬ドラマの場合

俳優・女優は、年齢と共に演じる役柄が変ってきます。綾瀬はるかさんを例にとりましょう。出世作『世界の中心で、愛をさけぶ』(2004年)では女子高生役だった綾瀬さん。『ホタルノヒカリ』(2007年)ではOL役、『義母と娘のブルース』(2018年)ではついに母親役を演じました。

母親役が多い女優も、時代と共に変遷があります。ホームドラマ全盛期の1970年代ですと、京塚昌子さん・森光子さん・山岡久乃さんとか。もう少し下りますと、吉永小百合さん・風吹ジュンさん・泉ピン子さんなど。母親役も、年齢を重ねると祖母役に移行していきます。

そんな母親役に着目して、今期ドラマを振り返ってみましょう。まずは『リバーサルオーケストラ』。田中圭さんの母を演じているのが石野真子さん。『拾われた男』では仲野太賀さんと草彅剛さんの、『やんごとなき一族』では土屋太鳳さんの、『恋はつづくよどこまでも』では上白石萌音さんの母役でした。

『100万回言えばよかった』で、佐藤健さんの母を演じているのが長野里美さん。第三舞台の看板女優だった長野さん。『にじいろカルテ』では高畑充希さんの、『G線上のあなたと私』では中川大志さんと鈴木伸之さんの、映画『君の膵臓をたべたい』では浜辺美波さんの母役でした。

『夫を社会的に抹殺する5つの方法』で、野村周平さんの母を演じているのが宮崎美子さん。最近は祖母役に移行しつつはありますが、『オー!マイ・ボス!恋は別冊で』では上白石萌音さんの、大河ドラマ『いだてん』では中村勘九郎さんの、『正義のセ』では吉高由里子さんの母役でした。

最後は『しょうもない僕らの恋愛論』で、中田青渚さんの母親代わりの祖母役を演じている手塚理美さん。『ブザー・ビート〜崖っぷちのヒーロー〜』では北川景子さんの、『ストロベリーナイト』では竹内結子さんの、『明日の約束』では井上真央さんの毒親役だったのが印象的。




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